抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,ナイジェリア南西部の2つの別個の地質地形に位置する3つの地域の住民が消費する開放井戸の地下水のフッ化物レベルを評価した。フッ化物濃度は分光光度法を用いて決定し,温度とpHと総溶解固形物などのパラメータは標準的な方法に従って解析した。分析の結果,アベオクタ都市部(すなわち,基盤累層地形)の各地下水試料は0.65±0.21~1.20±0.14mg/lの範囲内でフッ化物含有量を有することが示された。これらの値はEwekoro都市周辺部やラゴス都市部の地下水試料中のフッ化物含量(それぞれ1.10±0.14~1.45±0.07と0.15±0.07~2.20±1.41mg/lの範囲)よりも低いことがわかった。ほぼすべての場所でフッ化物含量はWHOの推奨する0.6mg/lよりも概して高かった。Duncan多重範囲検定の分析によれば,同じ地質地形の異なる場所の間に有意性レベルp≦0.05でフッ化物含量の類似性があった。また,異なる地質地形からの地下水試料のフッ化物の分布は温度よりもpHと総溶解固形物などの要因に大きく依存することも観察された。住民の社会人口統計学的特性分析の結果によれば,成人(20歳から40歳未満まで)は思春期(20歳未満)より虫歯だった。これは,住民の飲料水の高いフッ化物含有量による歯のフッ素症の発生を意味する。すべての飲料水の源と地域内の虫歯の他の原因についてさらに調査するだろう。Copyright 2012 Springer Science+Business Media B.V. Translated from English into Japanese by JST.