文献

J-GLOBAL ID：201202218082022387   整理番号：12A0706715

ナノ粗さ表面での界面濡れに関するその場SAXS解析

In Situ SAXS Analysis of Interfacial Wetting on Nanorough Surfaces

著者 (6件)： CHO Jacky K. L. (Univ. Melbourne, Vic., AUS) ,  PALMER Lauren A. (Univ. Melbourne, Vic., AUS) ,  WU Alex H.-F. (Univ. Melbourne, Vic., AUS) ,  LIAW Irving I. (Univ. Melbourne, Vic., AUS) ,  COOKSON David (Australian Synchrotron, Vic., AUS) ,  LAMB Robert N. (Univ. Melbourne, Vic., AUS)
資料名： Australian Journal of Chemistry  (Australian Journal of Chemistry)
巻： 65  号： 3  ページ： 254-258  発行年： 2012年 
JST資料番号： A0492A  ISSN： 0004-9425  CODEN： AJCHA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オーストラリア (AUS)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： シンクロトロン小角X線散乱(SAXS)を用いて超疎水性表面の濡れ挙動を直接評価した。そして,この超疎水性表面の濡れがCassie濡れであることを明らかにした。超疎水性表面は単分散ラテックス粒子存在下でのシリカナノ粒子ゾル-ゲル法で製造した。前駆体ナノ粒子サイズを変えることで表面のナノ粗さの程度を変え,これにより所定のマクロ粗さを得た。表面は超疎水性(θ_water>160°,滑り角<10°)を示した。表面を水に浸し,SAXSでその場研究を行った。そこで濡れ界面百分率を直接定量化し,その値が従来のCassie式とよく一致することを見いだした。ドデシル硫酸ナトリウム溶液を用いた表面張力減少濡れ研究で,階層構造的粗さ(擬似フラクタル次元≒2.5)を持つの表面が増大して行く有様を浮き彫りにした。階層粗さ表面では,流体表面張力が37mNm^-1であっても尚有意な量の空気が取り込まれていることを明らかにした。

シソーラス用語： *濡れ ,  *表面粗さ ,  接触角 ,  *疎水性 ,  ナノ粒子 ,  ラテックス ,  表面構造 ,  階層構造 ,  フラクタル次元 ,  シンクロトロン放射 ,  *小角X線散乱 ,  界面張力 ,  濡れ転移 ,  ナノ構造 ,  粗面 ,  ゾル-ゲル法 ,  陰イオン界面活性剤 ,  脂肪族アルコール ,  無機酸エステル ,  二酸化ケイ素
準シソーラス用語： シリカ ,  超疎水性

分類 (2件)： 固-液界面  (CB12050B) ,  その他の物理分析  (CC03014E)

物質索引 (1件)： ドデシル硫酸ナトリウム

タイトルに関連する用語 (5件)： 粗さ ,  界面 ,  濡れ ,  SAXS ,  解析