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J-GLOBAL ID:201202218105637791   整理番号:12A0546231

Prunus mira Koehne苗の根域温度上昇による光化学系IIの熱耐性向上

Enhanced thermal-tolerance of photosystem II by elevating root zone temperature in Prunus mira Koehne seedlings
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資料名:
巻: 353  号: 1-2  ページ: 367-378  発行年: 2012年04月 
JST資料番号: H0060A  ISSN: 0032-079X  CODEN: PLSOA2  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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圃場では,高環境温度は特に苗には必然的に高い根域温度をもたらす。非ストレス性根温度の維持は根の暑熱ストレス耐性を改善するうえで有益であることが報告されている。しかし,最近の研究では,smooth-pitモモの1才の実生は夏の圃場条件で非ストレス性根域温度では十分に成長しないことが分かった。観測の基礎をなしている機構を調査するために,本研究は,種々の根域温度下で高環境温度(37及4び2°C)に対するsmooth-pitモモ(Prunus mira Koehne)実生の生理反応を調査した。smooth-pitモモの1年苗を2つの分けて非ストレス性根温度(25±2°C,NRT)及び高根域温度(HRT)に供した。根及び環境温度は根域温度チャンバ及び光インキュベータで制御した。このプロセスでは,高環境温度に対する葉の水分状態(RWC),クロロフィルa蛍光,抗酸化酵素活性及びアブシジン酸(ABA)含量の応答を調査した。高環境温度下では,NRTに曝露した苗はHRTに供したものより高RWCを有した。興味深いことに,高環境温度はHRT下よりNRT下の苗で光化学系II(PSII)の一次光化学に重度の損傷を誘発した。これらの結果は,抗酸化酵素活性の結果と一致した。NRTに曝露した苗は,高環境温度下のHRTに曝露したものよりABA含量が有意に低かった。詳細な研究から,NRTで処理した実生は,ABAの外生的適用は抗酸化酵素活性を高め,高環境温度に起因するPSIIの一次光化学への損傷を有意に軽減することが分かった。この発見は,非ストレス性根温へのsmooth-pitモモの曝露は高環境温度下で葉の水分状態を維持するが,熱ストレスに対するPSIIの感受性を高めることを示す。HRTが要因となったsmooth-pitモモ苗葉のABAの蓄積増加はPSIIの耐熱性改善の一因になっている可能性がある。Copyright 2011 Springer Science+Business Media B.V. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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植物生理学一般  ,  果樹 

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