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J-GLOBAL ID：201202218218098587   整理番号：12A0262067

羊皮紙中の線維状コラーゲンに対する温度と相対湿度の影響:ミクロ示差走査熱量測定(ミクロDSC)研究

Effects of temperature and relative humidity on fibrillar collagen in parchment: A micro differential scanning calorimetry (micro DSC) study

著者 (3件)： BADEA Elena (Dep. of Chemistry IFM, Univ. of Torino, Via P. Giuria 9, 10125 Torino, ITA) ,  DELLA GATTA Giuseppe (Dep. of Chemistry IFM, Univ. of Torino, Via P. Giuria 9, 10125 Torino, ITA) ,  USACHEVA Tatiana (Dep. of Inorganic Chemistry, Ivanovo State Chemistry & Technol. Univ., F. Engels Prosp. 7, 153000 Ivanovo, RUS)
資料名： Polymer Degradation and Stability  (Polymer Degradation and Stability)
巻： 97  号： 3  ページ： 346-353  発行年： 2012年03月 
JST資料番号： E0404B  ISSN： 0141-3910  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ミクロDSC測定によって羊皮紙の劣化に及ぼす温度と相対湿度の相乗効果を研究した。新品の羊皮紙を制御された試験室の中で種々の温度と湿度環境にさらして時間経過とともにサンプルを得た。線維状コラーゲンの熱的変性との組み合わせで熱力学的パラメーターを測定することによってこの加速老化の影響を評価した:変性温度T_maxの変動はコラーゲンの熱安定性変化を示し,DSCピーク半値幅ΔT_1/2の増加はより大きい熱的不均一及び構造的不規則性を明らかにした。一方,並行しておこる変性エンタルピーΔH及びDSCピークの最高値Cpex maxの低下は線維構造の損失の尺度となった。DSCの変性ピークのデコンボリューションは,線維状コラーゲンの劣化の動力学とパターンの両者についての有用な事例を提供した。羊皮紙の保存性と安定性に対する温度と相対湿度の影響を保存科学における重要性の観点から論じた。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *紙 ,  *コラーゲン線維 ,  示差走査熱量測定 ,  *劣化 ,  *温度 ,  *相対湿度 ,  *相乗作用 ,  熱安定性 ,  貯蔵安定性
準シソーラス用語： *羊皮紙

分類 (2件)： 動物の生化学  (EJ01050P) ,  繊維物理  (YM02020S)

タイトルに関連する用語 (5件)： コラーゲン ,  相対湿度 ,  示差走査熱量測定 ,  DSC ,  研究