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J-GLOBAL ID：201202218285665330   整理番号：12A1104929

狭いナノポア中では共吸着二酸化炭素によるメタンの置換が容易になる

Displacement of Methane by Coadsorbed Carbon Dioxide Is Facilitated In Narrow Carbon Nanopores

著者 (5件)： KOWALCZYK Piotr (Curtin Univ. Technol., Western Australia, AUS) ,  GAUDEN Piotr A. (N. Copernicus Univ., Torun, POL) ,  TERZYK Artur P. (N. Copernicus Univ., Torun, POL) ,  FURMANIAK Sylwester (N. Copernicus Univ., Torun, POL) ,  HARRIS Peter J. F. (Univ. Reading, Reading, GBR)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 116  号： 25  ページ： 13640-13649  発行年： 2012年06月28日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： モンテカルロシミュレーションにより,CH₄を予め吸着した各種炭素材(三重周期炭素極小表面(SchwarzのP表面,SchoenのG表面),スリット形状炭素細孔,Harrisの仮想多孔質炭素(S00,S24))における二成分CO₂-CH₄の293Kでの吸着を調べた。共吸着CO₂による炭素ナノ空間からのCH₄移動の二段階機構を提示した。第一段階では,共吸着CO₂分子はCH₄吸着量を増大させた。これは,吸着CO₂はCH₄をバルク混合物から細孔へさらに引き込む全吸着場を増強するためである。第二段階では,CO₂のグラファイト平面/曲面への強い親和性とCO₂-CO₂相互作用は炭素材からのCH₄分子を置換させた。細孔径は両方の段階を支配する重要因子であった。炭素超細孔中の吸着場の増強は共吸着CO₂によるCH₄非反応性置換を容易にした。これは,炭素超細孔中では広い細孔より平衡CO₂/CH₄分離因子が大きく増大したためである。シミュレーション結果を考慮し,CO₂/CH₄平衡選択性を増強する全ての因子が炭層CH₄の回収効率を増大させると推測した。

シソーラス用語： *炭素材 ,  シミュレーション ,  *吸着 ,  *二酸化炭素 ,  *細孔 ,  炭素 ,  混合物 ,  細孔径 ,  分圧 ,  分子間相互作用 ,  アルカン
準シソーラス用語： モンテカルロシミュレーション ,  多孔質炭素 ,  二成分混合物

分類 (2件)： 吸着の電子論  (CB12042Y) ,  分子間相互作用  (BH07020P)

物質索引 (1件)： メタン

タイトルに関連する用語 (5件)： ナノポア ,  共吸着 ,  酸化炭素 ,  メタン ,  置換