抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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われわれは,8年間にわたる近赤外線反復観測の結果,世界で初めて銀河系中心領域に古典的セファイド変光星(3個)を発見することに成功した。いずれの星も約20日の周期をもち,恒星進化のモデルから2-3千万年という年齢が推定できる。一方,それよりも古い3-7千万年前に生まれたセファイド変光星は見つからず,今から2-3千万年前に突如星形成が活発となる「ベビーブーム」の起こったことが示唆される。今回の発見は,銀河の中心で起こる星形成に新たな視点で迫ると同時に,なぜ星形成のペースが変化するのか,星の材料となるガスがどのように銀河系中心に供給されるのか,など多くの謎を投げかけるものである。(著者抄録)