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J-GLOBAL ID:201202218366408811   整理番号:12A0809237

前立腺癌でのbHLH転写因子E2A (TCF3)の発現増加は増殖を促進し,ドキソルビシン誘導アポトーシスに対する耐性を与える

Increased expression of bHLH transcription factor E2A (TCF3) in prostate cancer promotes proliferation and confers resistance to doxorubicin induced apoptosis
著者 (3件):
資料名:
巻: 422  号:ページ: 146-151  発行年: 2012年05月25日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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E2A (TCF3)は,多機能塩基性ヘリックス・ループ・ヘリックス(bHLH),転写因子である。E2Aは,細胞特異的なbHLHとホモまたはヘテロ二量体化により標的遺伝子の転写を調節する。一般的に,E2Aは正常細胞および癌細胞で細胞分化を促進し,細胞増殖の負のレギュレーターとして機能し,正常なB細胞発達に必要である。E2Aにより調節/影響される,多様な生物学的経路を考慮すると,癌細胞でのその発現は,ほとんど明らかになっていない。この研究では,前立腺癌でのE2Aの発現を検討した。予想外に,E2A免疫組織化学は,前立腺癌で,正常前立腺と比較し,E2Aの発現増加を示した。前立腺癌細胞DU145とPC3でのE2Aのサイレンシングは,一部はCDKN1A(p21)の増加およびId1,Id3とc-mycの低下により仲介される,G1停止により,増殖の有意な低下を生じた。前立腺癌細胞系でのE2Aのサイレンシングは,ミトコンドリア透過性およびカスパーゼ3/7活性化の増加により,アポトーシスの増加も生じた。更に,E2Aのサイレンシングは,ドキソルビシン誘導アポトーシスに対する感受性を増加した。これら結果に基づき,E2Aは,前立腺癌で多く発現している,Id1とc-Mycの上流レギュレーターであることを提案した。これら結果は,E2Aが,実際,少なくとも前立腺癌で腫瘍プロモーターとして作用することを示した最初である。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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細胞生理一般  ,  泌尿生殖器の腫よう 
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