抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,近年のタクシー事業を巡る制度の変遷や状況を整理した上で,タクシー事業規制の変遷下での需要実態を把握することを目的とする。タクシー事業規制は,運賃規制,台数規制,参入規制の3つで構成される。集計データと日報データに基づく分析から,以下の示唆を得られた。規制緩和後,比較的好景気時に利用者数や乗車距離が増加し,これが供給量の増加に応じた。インパクトの大きい景気の変動があると,狭い範囲で需要の受ける影響が異なる。東京都心では,2km未満の近距離帯での利用回数が多数を占める。タクシー台数の総量調整が時間帯別,エリア別の需要に対応しない可能性がある。