文献

J-GLOBAL ID：201202218420311489   整理番号：12A1431883

ガラスのDSC結晶化ピークに及ぼす同時に起きる核発生と結晶成長の影響

Effect of Simultaneous Nucleation and Crystal Growth on DSC Crystallization Peaks of Glasses

著者 (4件)： RODRIGUES Alisson M. (Postgraduate Program in Materials Engineering, MA, BRA) ,  COSTA Alberth M. C. (Federal Inst. of Maranhao - IFMA, MA, BRA) ,  CABRAL Aluisio A. (Postgraduate Program in Materials Engineering, MA, BRA) ,  CABRAL Aluisio A. (Federal Inst. of Maranhao - IFMA, MA, BRA)
資料名： Journal of the American Ceramic Society  (Journal of the American Ceramic Society)
巻： 95  号： 9  ページ： 2885-2890  発行年： 2012年09月 
JST資料番号： C0253A  ISSN： 0002-7820  CODEN： JACTAW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： DSCの炉を利用して,2BaO・TiO₂・2SiO₂(略称B₂TS₂)とLi₂O・2SiO₂(略称LS₂)の2種類のガラスで,核発生の熱処理の時間を変えて結晶化ピークの高さの変化((δT)_p)と結晶化ピークの温度の逆数(1/T_p)を測定した。いずれのガラスでも核発生の加熱速度(φ_n)を増加すると1/T_pは増加した。しかし,φ_nが増加すると(δT)_pはB₂TS₂では増加したがLS₂では低下した。これは前者では,核発生速度の温度依存性の曲線I(T)と結晶成長の温度依存性の曲線U(T)が重なっているためである。この事実から結晶化ピークの強度は核の数の推定の指標として一般的には使用すべきでないと言える。しかし,LS₂で得られた(δT)_p対φ_nや1/T_p対φ_nの関係は,これらの指標が核発生速度の正確な情報の推定に使用できることを示している。

シソーラス用語： 示差走査熱量測定 ,  *核形成 ,  結晶成長 ,  酸化バリウム ,  酸化チタン ,  二酸化ケイ素 ,  酸化リチウム ,  熱処理 ,  *結晶化 ,  晶出温度 ,  加熱速度 ,  温度依存性 ,  速度 ,  *ケイ酸塩ガラス ,  示差熱分析 ,  ガラスセラミック
準シソーラス用語： 核形成速度

分類 (2件)： 酸化物の結晶成長  (BK13050I) ,  ガラスの製造  (YC02020O)

タイトルに関連する用語 (4件)： ガラス ,  DSC ,  結晶化 ,  結晶成長