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J-GLOBAL ID：201202218429126862   整理番号：12A0538971

淡水性端脚類Gammarus fossarum(Koch, 1835)におけるビテロゲニン様蛋白質:繁殖過程を通しての機能の解析,卵母細胞の品質指標ならびに雄における内分泌撹乱生物標識としての使用の可能性

Vitellogenin-like proteins in the freshwater amphipod Gammarus fossarum (Koch, 1835): Functional characterization throughout reproductive process, potential for use as an indicator of oocyte quality and endocrine disruption biomarker in males

著者 (6件)： JUBEAUX Guillaume (Irstea, Unite de Rech. Milieux Aquatiques (UR MALY), 3 bis Quai Chauveau - CP 220, F-69336 Lyon, FRA) ,  SIMON Romain (Univ. de Lyon, Univ. Lyon 1, Lab. des Sciences Analytiques, UMR-CNRS 5280, 43 Boulevard du 11 novembre 1918, 69622 ...) ,  SALVADOR Arnaud (Univ. de Lyon, Univ. Lyon 1, Lab. des Sciences Analytiques, UMR-CNRS 5280, 43 Boulevard du 11 novembre 1918, 69622 ...) ,  QUEAU Herve (Irstea, Unite de Rech. Milieux Aquatiques (UR MALY), 3 bis Quai Chauveau - CP 220, F-69336 Lyon, FRA) ,  CHAUMOT Arnaud (Irstea, Unite de Rech. Milieux Aquatiques (UR MALY), 3 bis Quai Chauveau - CP 220, F-69336 Lyon, FRA) ,  GEFFARD Olivier (Irstea, Unite de Rech. Milieux Aquatiques (UR MALY), 3 bis Quai Chauveau - CP 220, F-69336 Lyon, FRA)
資料名： Aquatic Toxicology  (Aquatic Toxicology)
巻： 112-113  ページ： 72-82  発行年： 2012年05月15日 
JST資料番号： B0823B  ISSN： 0166-445X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究は,Gammarus fossarumにおける繁殖周期(すなわち卵形成及び胚形成)中のVg(ビテロゲニン様蛋白質)濃度の自然変動を調べることによる定量的LC-MS/MS試験法の生物学的特異性のバリデーションについて焦点を当てた。管理状態下で21日間の実験室内試験を実施し,化学的ストレスに曝露した後の雄及び雌のヨコエビ亜目におけるVgの変化を評価した。雌を2種の甲殻類ホルモン20-ヒドロキシエクジソン及びメチルファルネソアート(それぞれ0.01,1および100μg/L)に曝露した。20-ヒドロキシエクジソンについては何の影響も記録しなかったが,メチルファルネソアートに曝露した雌においてVg生成に及ぼす有害な影響を認めた。雄を甲殻類ホルモン20-ヒドロキシエクジソン及びメチルファルネソアート(それぞれ0.01,1及び100μg/L),殺虫剤メトキシフェノジド(0.001,0.1及び10μg/L),殺菌剤プロピコナゾール(0.001,0.1及び10μg/L)そして医薬品ベンゾフェノン,カルバマゼピン,シプロテロン及びR-プロプラノロール(それぞれ0.001,0.1,10及び1000μg/L)に曝露した。シプロテロン,メトキシフェノジド,メチルファルネソアート及びプロピコナゾールに曝露した雄においてVg合成の誘発を記録した。最後に,繁殖過程(卵黄形成及び胚形成)を通してG.fossarumにおけるビテロゲニンの追跡に使用されるILIPGVGKペプチドの機能の妥当性確認を行った。その結果,胚発育中のVgのエネルギー貯蔵の役割を確認した。また,G.fossarumにおいて卵母細胞表面の測定が卵母細胞中のVg濃度と直接関連し,卵の品質の信頼性のある指標を構成していることを示した。その結果として,それを生物監視計画のための信頼性のある手段として使用できる可能性がある。本研究において雄のG.fossarumにおいてVgの誘発を記録した。しかし,この手段を内分泌撹乱物質曝露の特異的な生物指標として使用できるかどうかは今後の研究で確認する必要がある。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *内分泌撹乱物質 ,  薬理作用 ,  *バイオマーカー ,  卵母細胞 ,  *ビテロゲニン ,  端脚類 ,  胚発生
準シソーラス用語： Gammarus fossarum ,  内分泌撹乱作用

分類 (2件)： 動物に対する影響  (EE05040R) ,  その他の汚染原因物質  (SB05040W)

タイトルに関連する用語 (14件)： 淡水 ,  端脚類 ,  Gammarus ,  ビテロゲニン ,  蛋白質 ,  繁殖 ,  過程 ,  解析 ,  卵母細胞 ,  品質指標 ,  雄 ,  内分泌撹乱 ,  生物標識 ,  可能性