抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)は,情報の機密,完全,可用の価値を,組織の要求に合わせて効率良く維持向上しながら,利用者(顧客)が創出した情報資産の価値を安全に保護するものである。当センターでは,情報の可用性の価値に重きを置いたISMS活動を約10年間継続して来た。そして,このたび,ITSMS(ITサービスマネジメントシステム)との統合マネジメントシステムの構築に着手し始めた。本稿では,大学情報系センターにおけるISMSとITSMSの統合構築を例に,各マネジメントシステムの特徴と役割を整理した.ITSMSの構築で重要となる利用者との合意について,規格書に基づく合意項目を整理し,いくつかの対応方針を示した。また,センタースタッフの年間勤務時間と障害想定頻度に基づき,SLA(Service level agreements:サービス品質保証)の理論値を算出する方法を示した.多くは未合意の案であるが,情報系センターにおけるSLA構築の一案として,有効であると考えている。