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J-GLOBAL ID：201202218491720452   整理番号：12A0862540

北海道における農業農村工学の展開-2 寒冷地におけるアスファルト舗装道路の凍上被害と技術的課題

著者 (3件)： 川端伸一郎 (北海道工大 空間創造) ,  亀山修一 (北海道工大 空間創造) ,  久保裕一 (ズコーシャ)
資料名： 農業農村工学会誌  (Water, Land and Environmental Engineering)
巻： 80  号： 6  ページ： 445-448  発行年： 2012年06月01日 
JST資料番号： F0454A  ISSN： 1882-2770  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 北海道のような寒冷地のアスファルト舗装農道では,低温による多数の舗装ひび割れが発生している。このようなひび割れは道路の寿命を低下させる要因となり,さらに凍上が原因の場合には,平坦性の悪化や路面の段差など,車両走行の安全性や農産物運搬時の荷傷みに対する問題にも波及する恐れがある。本報では,凍上被害の実態を農道を中心に紹介し,広域的なひび割れ調査や平坦性調査から凍上被害が切土部に生じやすいことや,新たな凍上対策としての断熱工法の効果を明らかにした。さらに,北海道における過去50年間の寒冬の記録から,地域特性を考慮したn年確率凍結指数の考え方を示した。(著者抄録)

シソーラス用語： *寒冷地 ,  *アスファルト舗装 ,  農道 ,  *凍上 ,  亀裂 ,  平坦性 ,  実態調査 ,  切土 ,  対策 ,  建設工法 ,  ライフサイクルコスト ,  指数 ,  積算温度
準シソーラス用語： IRI【路面】 ,  断熱工法 ,  凍結指数 ,  凍上対策

分類 (2件)： 雪氷工学,寒中工事  (RC03000S) ,  道路の維持修繕  (RC08050E)

引用文献 (19件)：

• 1) 芳賀是則, 江崎哲至, 菅野靖幸, 小和田桂太: 農道保全で実施したコスト縮減改良型路上路盤再生工法 (根室スペシャル) フェーズI, 第27回農業土木新技術検討報告会要旨集, pp. 11~19 (2010)
• 2) 小栗学, 高橋守人, 蛯子恭好: 低温クラック抑制のためのアスファルトの選定について, 北海道開発土木研究所月報542, pp. 28~33 (1998)
• 3) 安倍隆二, 岳本秀人, 鈴木拓雄, 木村清和, 黒瀬雅詞, 田口仁: 応力解放法によるアスファルト舗装の低温クラックに関する基礎研究, 北海道開発土木研究所月報634, pp. 17~26 (2006)
• 4) 日本道路協会: 舗装設計便覧, pp. 74~75 (2006)
• 5) 菅野靖幸, 芳賀是則, 江崎哲至, 小和田桂太: 凍上対策を工夫した改良型支線農道の整備, 第27回農業土木新技術検討報告会要旨集, pp. 21~29 (2010)

タイトルに関連する用語 (9件)： 北海道 ,  農業農村工学 ,  展開 ,  寒冷地 ,  アスファルト ,  舗装道路 ,  凍上 ,  被害 ,  技術的課題