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J-GLOBAL ID：201202218495281089   整理番号：12A1161361

深海養魚場下部の堆積物中の生物地球化学的機能不全

Biogeochemical malfunctioning in sediments beneath a deep-water fish farm

著者 (5件)： VALDEMARSEN Thomas (Inst. of Biology, Univ. of Southern Denmark, Campusvej 55, DK-5230 Odense M, DNK) ,  BANNISTER Raymond J. (Inst. of Marine Res., PO Box 1870, 5817 Bergen, NOR) ,  HANSEN Pia K. (Inst. of Marine Res., PO Box 1870, 5817 Bergen, NOR) ,  HOLMER Marianne (Inst. of Biology, Univ. of Southern Denmark, Campusvej 55, DK-5230 Odense M, DNK) ,  ERVIK Arne (Inst. of Marine Res., PO Box 1870, 5817 Bergen, NOR)
資料名： Environmental Pollution  (Environmental Pollution)
巻： 170  ページ： 15-25  発行年： 2012年11月 
JST資料番号： D0984B  ISSN： 0269-7491  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 深海養魚場(190m)の環境インパクトを検討した。深海では低水流にも拘らず,漁場の下の堆積物は有機物に富み,生物地球化学的循環を活発にしている。最初の7か月の生産サイクルの間,底生底相フラックスは,参照サイトに比べてCO₂とO₂については>29倍,NH₄⁺については>2000倍となった。しかし,最後の11か月の間は,堆積の増加にも拘らず,底生底相フラックスは低下した。微生物的無機化を検討したところ,底質代謝容量が限度を超え,間隙水への種々の溶質の蓄積による負のフィードバックのため,微生物的無機化を阻害していることが分った。結論として,以下のことが分った:(1)深海堆積物は8°Cでは深海の養魚場廃棄物のPOCとTNを夫々,407と29mmolm^-2d^-1で代謝できる,(2)深海への漁場設置は,底生インパクト低減のための万能の解決策とはならない。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *養魚場 ,  *深海 ,  *堆積物 ,  *生物地球化学的循環 ,  *還元 ,  堆積 ,  Salmo salar ,  閾値 ,  硫化物 ,  *鉱化作用 ,  無機化 ,  緩衝作用
準シソーラス用語： *硫酸塩還元 ,  大西洋サケ ,  *バイオミネラリゼーション

分類 (2件)： 海洋汚濁  (SB02040B) ,  増養殖設備  (FH04030J)

タイトルに関連する用語 (5件)： 深海 ,  養魚場 ,  堆積物 ,  生物地球化学 ,  機能不全