文献

J-GLOBAL ID：201202218615040889   整理番号：12A0584495

EISによる熱試験からの有機塗料被覆の防食機構の洞察

Insights into protection mechanisms of organic coatings from thermal testing with EIS

著者 (3件)： SHARER Zalilah (Dep. of Materials, Univ. of Oxford, Parks Road, OX1 3PH Oxford, GBR) ,  SHARER Zalilah (Dep. of Gas Engineering, Univ. of Technol. Malaysia, 81310 Johor, Malaysia) ,  SYKES John (Dep. of Materials, Univ. of Oxford, Parks Road, OX1 3PH Oxford, GBR)
資料名： Progress in Organic Coatings  (Progress in Organic Coatings)
巻： 74  号： 2  ページ： 405-409  発行年： 2012年06月 
JST資料番号： A0541C  ISSN： 0300-9440  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 腐食速度が,有機塗膜のイオン抵抗により制限されるという命題を試験した。エポキシ-フェノール系塗料で被覆した軟鋼パネルを,各種期間,50°Cの3%塩化ナトリウム溶液に曝露し,25~50°Cの温度範囲にわたって電気化学インピーダンス分光法(EIS)によってキャラクタリゼーションした。温度による塗膜抵抗および電荷移動抵抗の変化を,関与する過程の活性化エネルギーを推定するために解析した。塗膜抵抗から計算した活性化エネルギーは,電荷移動抵抗の活性化エネルギーよりも大幅に低くなることが分かった。これは塗膜のイオン抵抗は,AC測定で明らかなように,腐食速度を制御することができないことを示唆した。電流経路内の被覆塗膜の非劣化領域の抵抗は,電流の流れを制御することができるため,同一塗膜の遊離膜の塗膜抵抗は,より高い活性化エネルギー値を示した。被覆金属上の電位のポテンショスタットパルス試験は,腐食電流から高活性化エネルギーを与える各種温度で,IR-補正分極曲線のプロットを可能にした。これは,結果を説明可能な2つ機構を提供した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *プラスチック被覆 ,  *保護膜 ,  耐食性 ,  耐食性金属 ,  防食 ,  *電気化学的挙動 ,  電気化学インピーダンス ,  電流分布 ,  *電池 ,  局部腐食 ,  *防食塗料 ,  炭素鋼 ,  電気伝導率 ,  イオン伝導 ,  腐食電流 ,  *エポキシ樹脂塗料 ,  Nyquist線図 ,  腐食速度 ,  フェノール樹脂 ,  電荷移動 ,  電気抵抗 ,  直流電源 ,  定電圧電源 ,  電流電圧特性 ,  塩化ナトリウム ,  浸漬試験 ,  *熱的検査 ,  *インピーダンス法【腐食】
準シソーラス用語： ポテンショスタット ,  電荷移動抵抗 ,  膜抵抗

分類 (4件)： 防食  (WB03040M) ,  その他の表面処理  (WC08070F) ,  金属材料へのセラミック被覆  (YC02050V) ,  塗料の性質  (YJ03020Q)

タイトルに関連する用語 (5件)： EIS ,  熱試験 ,  塗料 ,  防食 ,  洞察