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J-GLOBAL ID:201202218766644271   整理番号:12A1094040

巨大単層膜リポソーム(GUV)と陽陰イオン性ナノコンテナの相互作用:自発的膜融合への新しい洞察

Interaction between GUVs and catanionic nanocontainers: new insight into spontaneous membrane fusion
著者 (7件):
資料名:
巻: 48  号: 53  ページ: 6648-6650  発行年: 2012年07月07日 
JST資料番号: D0376B  ISSN: 1359-7345  CODEN: CHCOFS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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細胞膜は,細胞質内への親水性薬剤移行を妨げる選択的バリアとして働く。薬物送達を支える分子経路としては,エンドサイトーシスと膜融合が挙げられる。エンドサイトーシスには,薬剤有効成分が,細胞質内に放出される前にリソソーム内区画に捕捉されるという問題がある。一方,膜融合では,細胞質内に有効成分分子が直接放出されるため,効率性と安全性が高い。薬物送達系のなかで,陽陰イオン性小胞は,調製が容易であり,安定性が極めて高い。著者らは,酸の部分をもつ界面活性剤とアミンの部分をもつ界面活性剤の酸塩基反応により,ラクトース由来陽陰イオン性両親媒性物質を作製した。細胞膜の簡略化モデルとして巨大単層膜小胞(GUV)を用い,GUVと陽陰イオン性小胞との相互作用を調べたところ,両者の間で自発的膜融合が起こることがわかった。この自発的膜融合は,脂質二重膜の不均一性と内因性界面電界の相乗作用によるものである。陽陰イオン性小胞は,内部に被包した物質を細胞質および/または細胞膜に直接放出できる可能性があるため,薬物送達という観点から興味深いと考えられる。
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分類 (1件):
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細胞生理一般 

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