抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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長岡車両センターでは,暖房や車両の整備・融雪の熱源として蒸気を利用している。その熱源設備はEL系(総合庁舎,収容庫)とDL系(検修庫・4号庫)の2箇所にあるボイラ室から各箇所に供給されており,特にEL系の熱源設備の多くは経年による老朽化,蒸気管の腐食による蒸気漏れなどの修繕費が増加傾向にあった。そこで,今回,EL系の設備更新を行い,蒸気レス化によるランニングコストの削減および環境負荷であるCO
2削減を図った。1)総合庁舎:暖房は蒸気コンベクター,冷房は主に冷房装置(EHP)と冷暖房装置(一部)で空調を行っていたが,設置場所の関係もあり,シングル式EHP(個別空調)の冷暖房装置を選定した。2)給湯装置:湯槽の見直しを行い,必要湯量5000Lから2000Lに変更し,貯湯量4000Lのエコキュートで可能とした。3)洗浄機:温水を噴射できるエンジンタイプの高圧洗浄機とした。設備更新前,燃料費や修繕費で年間2360万円の経費を必要としたが,更新後は77%減の547万円となった。CO
2排出量は,更新前と比較して855t/年・約91%の削減ができた。