抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
嘗て瀬戸内海は風光明媚な環境下にあった。景観が延々と続き,温暖で穏やかな気候の下で移動の大動脈をなしていた。斯かる環境にあっても利便性を生かした開発が前世紀を通じて進行した結果,現状では国立公園の名に相応しくない巨大人工構造物が溢れる状態になっている。国立公園は本来,自然環境を自然のままに保全することが趣旨であり,その意味から失格であるといえる。しかしながら世界遺産に見られるごとく歴史・文化的景観としての価値を挙げることが瀬戸内海の景観を評価できる所以である。