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J-GLOBAL ID:201202219093327410   整理番号:12A1245368

腫瘍抑制因子RNF43はWnt受容体のエンドサイトーシスを誘導する幹細胞E3リガーゼである

Tumour suppressor RNF43 is a stem-cell E3 ligase that induces endocytosis of Wnt receptors
著者 (14件):
資料名:
巻: 488  号: 7413  ページ: 665-669  発行年: 2012年08月30日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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LGR5+幹細胞は,Wnt,Notchや上皮増殖因子シグナルを供給するパネート細胞に混ざって陰窩底に存在する。今回我々は,近縁な膜貫通型E3ユビキチンリガーゼであるRNF43とZNRF3が,LGR5+幹細胞に特異的に発現していることを見いだした。これらのタンパク質をコードする2つの遺伝子をマウス腸上皮で同時に欠失させると,多数のパネート細胞とLGR5+幹細胞を含む急速に増殖する腺腫が誘導される。in vitroでは,Wnt分泌の阻害によって,これらの腺腫に由来する類器官の増殖が停止することから,腺腫幹細胞は腺腫パネート細胞によって産生されるWntに依存していると考えられる。HEK293Tヒトがん細胞株では,RNF43の発現によってWnt応答が遮断され,細胞表面のfrizzled受容体がリソソームへ送られる。RNF43に変異が生じている大腸がん細胞株HCT116でRNF43発現を再構築すると,外来性Wntに対する応答が消失する。RNF43とZNRF3はfrizzled受容体を選択的にユビキチン化し,このようなWnt受容体の分解を誘導することにより,Wntシグナル伝達を減弱していると考えられる。Copyright Nature Publishing Group 2012
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
発癌機序・因子  ,  生物学的機能 

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