Candida utilisのトレハロース産生のメチル化依存強化

SENGUPTA Shinjinee; LAHIRI Sagar; BANERJEE Shakri; DUTTA Trina; DHAR Tarun K.; GHOSH Anil K.

文献

J-GLOBAL ID：201202219159614203 整理番号：12A1651107

Candida utilisのトレハロース産生のメチル化依存強化

Methylation dependent enhancement of trehalose production in Candida utilis

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資料名：
巻： 361 ページ： 175-181 発行年： 2012年11月01日
JST資料番号： B0929A ISSN： 0008-6215 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：イギリス (GBR) 言語：英語 (EN)

トレハロース代謝は,酵母のいろいろなストレス応答で中心的な役割を演じている。トレハロース合成のメチル化依存強化が,酵母Saccharomyces cerevisiaeから報告されている。酵母でのトレハロース代謝に際してのメチル化の役割を明らかにするために,Candida utilisでそれをさらに調査した。一般的なメチル基ドナー(S-アデノシル-L-メチオニン(AdoMet)とその阻害剤,酸化アデノシン(Adox)を用いて,C.utilisでのトレハロース代謝に際してのメチル化の効果を調査した。AdoMetとAdoxによるC.utilisの初期静止期細胞の処理で,細胞内代謝レベルとトレハロース合成酵素,トレハロース-6-リン酸シンターゼ(TPS)およびトレハロースリン酸ホスファターゼ(TPP),の活性の両方が増加することが示された。調査した細胞内代謝物質中,トレハロースレベルは,トレハロース合成酵素の増加レベルと相関したAdoMetの存在で強化された。当研究所で確立された既報プロトコルに従って,TPSをAdoMetとAdoxの存在下で精製した。酸性ネーティブゲル電気泳動時の対照TPS,メチル化TPSおよびメチル化阻害TPSの移動度の違いは,誘導されたメチル化の発生を確認するものであった。同じもののトリプシン消化試料のMALDI-TOF分析で,TPSにおけるメチル化の存在が更に強く裏付けられた。本論文に示されるデータは,最終的にはC.utilisの静止成長期の間の強化されたトレハロース生産に至る,トレハロース合成に際してのメチル化のポジティブな役割を強く示している。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

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酵素一般

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