2種類の同所性Trichogramma種における性フェロモンの特異的識別に対するデルタメトリンの効果

DELPUECH Jean-marie; DUPONT Carole; ALLEMAND Roland

文献

J-GLOBAL ID：201202219179901012 整理番号：12A1262012

2種類の同所性Trichogramma種における性フェロモンの特異的識別に対するデルタメトリンの効果

Effects of deltamethrin on the specific discrimination of sex pheromones in two sympatric Trichogramma species

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資料名：
巻： 84 ページ： 32-38 発行年： 2012年10月01日
JST資料番号： A0825B ISSN： 0147-6513 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：オランダ (NLD) 言語：英語 (EN)

植物防疫のために使用された大量の殺虫剤は広範囲な環境汚染をもたらす。それ故,生態系の平衡に含まれる主要種に対してこの汚染物質が誘導する潜在的効果の測定が必要である。本研究において,自らの種の雌によって放出される性ホルモンを識別する,2種類の同所性Trichogramma種の雄の能力に対するピレスロイド系殺虫剤,デルタメトリン,の効果を調べた(TrichogrammaはLepidopterousの捕食寄生者である)。圃場周辺で発生し得る急性被爆の影響は20%死亡率(LD 20)を誘導する用量を使用して評価した。環境汚染を拡散するのに相当する低暴露の影響はLD 0.1(明白な死亡を誘導しない用量)を適用することによって評価した。T.semblidisに関して,デルタメトリンは高用量(LD 20)で性フェロモンの特異的認識を減少させるが,低用量(LD 0.1)ではこの認識に対して影響を及ぼさない。しかしながら,デルタメトリンは両用量でフェロモン受容体の飽和状態を減少させる。T.evanescensに関して,デルタメトリンは,同じ期間の観測でないにもかかわらず(LD 20の始め,LD 0.1の終わり),両用量で性フェロモンの認識を増加させるが,それはフェロモン受容体のほうエアを減らさない。昆虫の挙動,殺虫剤に対する感受性のレベルおよび行動様式を考慮してこれらの異なる結果を分析した。それらは機能的生物多様性における殺虫剤による環境汚染の可能性のある結果に関する新しい洞察をもたらした。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

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農薬 , 環境汚染一般 , 動物に対する影響

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