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J-GLOBAL ID:201202219184774819   整理番号:12A1773932

血管弛緩作用を示すVatairea guianensis Aubletの種子由来のガラクトース特異的レクチンの精製と一次構造の決定

Purification and primary structure determination of a galactose-specific lectin from Vatairea guianensis Aublet seeds that exhibits vasorelaxant effect
著者 (13件):
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巻: 47  号: 12  ページ: 2347-2355  発行年: 2012年12月 
JST資料番号: C0250B  ISSN: 1359-5113  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ブラジルのアマゾン流域の典型的な植物で,Dalbergieae連に属するVatairea guianensisの種子はレクチンを含んでおり,このレクチンを硫安沈殿とグアーガムアフィニティークロマトグラフィーにより単離した。このレクチンはVGLと命名された。VGLによりウサギ赤血球が強く凝集し,この凝集はD-ガラクトースおよびD-ガラクトース由来の糖,特にN-アセチル-D-ガラクトサミンによって阻害された。VGLは安定なタンパク質で,広範囲な温度およびpHでのインキュベーション後,およびエチレンジアミン四酢酸(EDTA)とインキュベーションした後でも,その赤血球凝集活性が保持されていることが示された。ドデシル硫酸ナトリウム-ポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS-PAGE)分析において,精製されたVGLはα鎖と命名されたメジャーな30-32kDaのダブルバンドと,β鎖およびγ鎖と呼ばれる18および15kDaの2本のマイナー成分から成る電気泳動プロファイルを示した。エレクトロスプレーイオン化質量分析法を用いた分析により,精製されたVGLは28,437±2,14,952±2および12,332±2の分子量を持つ鎖の混合物を含むことが示された。タンデム質量分析法を用いて決定されたVGLの完全なアミノ酸配列は,239個のアミノ酸残基から成っていた。VGLは,Vatairea macrocarpaレクチンおよびSophoreae連に属するレクチンなどの進化的に関連する植物由来のレクチンと,一次構造において高い類似性を示す糖タンパク質であった。VGLは,収縮したラットの大動脈において血管弛緩活性を示した。この作用は内皮に厳密に依存し,一酸化窒素とレクチンドメインが関与していた。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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植物の生化学 

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