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J-GLOBAL ID：201202219225066999   整理番号：12A1572168

クラスレート/溶液界面の構造とクラスレート水和物の交差的核形成機構

Structure of the Clathrate/Solution Interface and Mechanism of Cross-Nucleation of Clathrate Hydrates

著者 (3件)： NGUYEN Andrew H. (Univ. Utah, Utah, USA) ,  JACOBSON Liam C. (Univ. Utah, Utah, USA) ,  MOLINERO Valeria (Univ. Utah, Utah, USA)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 116  号： 37  ページ： 19828-19838  発行年： 2012年09月20日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ほとんどのクラスレート水和物は2種類の立方晶系,SIとSII,で起こる。これらのクラスレート結晶間の交差的核形成はシミュレーション計算では観測され,クラスレート多形との関連が実験的にいくつか見いだされている。しかし,クラスレート結晶の交差的核形成の機構や異なる結晶間の界面の構造はまだよく分かっていない。本研究では,拡張分子動力学シミュレーション計算に基づき,SIとSIIのゲストを含まない水和物とメタン充填水和物に対するクラスレート/溶液界面の構造を種々の過冷却状態で調べ,クラスレート多形間の交差的核形成の機構を明らかにした: SIとSIIの間の交差的核形成には,12面体連結5¹²6³水ケージで敷き詰められた界面層の形成が必要である。界面層の構造キャラクタリゼーションを行い,その生成に必要な臨界表面核の大きさを推定し,クラスレート水和物の交差核形成の反応座標におけるその他の変数の役割を評価した。まったく異なる系での交差核形成に関する既報の結果と一致し,安定結晶から準安定結晶,ならびに準安定から安定水和物結晶への両方の交差核形成を観測することができた。生成する結晶はいずれの場合も成長速度がもっとも速い結晶であることを示した。

シソーラス用語： *水和物 ,  *核形成 ,  *固液界面 ,  *計算機シミュレーション ,  結晶成長
準シソーラス用語： *クラスレート水和物 ,  *分子動力学シミュレーション

分類 (3件)： 分子化合物  (CE02000C) ,  計算機シミュレーション  (JE11000H) ,  その他の無機化合物の結晶成長  (BK13060T)

タイトルに関連する用語 (6件)： クラス ,  レート ,  溶液界面 ,  クラスレート水和物 ,  交差 ,  核形成