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J-GLOBAL ID:201202219227273290   整理番号:12A1691428

東部熱帯北太平洋酸素極小層におけるアナモックス存在に対するバイオマーカーによる証拠

Biomarker evidence for anammox in the oxygen minimum zone of the Eastern Tropical North Pacific
著者 (5件):
資料名:
巻: 53  ページ: 80-87  発行年: 2012年12月 
JST資料番号: C0862B  ISSN: 0146-6380  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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アンモニアの嫌気的酸化(アナモックス)は海洋窒素循環における重要なプロセスである。海洋から窒素消失の50%はアナモックスによると推定され,特に酸素極小層(OMZ)内では一般的である。アナモックスに特化したバイオマーカーのラダーラン脂肪酸(FAs)を用いて,東部熱帯北太平洋(ETNP)のOMZにおけるアナモックスの存在と分布を研究した。アナモックス細菌の指標としてのラダーランFAsの検証をアナモックス16S rRNA機能遺伝子量と発現の一致とアラビア海からの懸濁物質(SPM)中における完全な極性ラダーラン脂質濃度により示した。ETNPにおいて,北西から南東に向けた航海トランセクトに沿う4地点にて複数深度の海水中よりSPMを採取し,各地点におけるラダーランFAsを分析した。ラダーランが検出された全てのSPM試料中で,C18ラダーランFAsはC20ラダーランFAsの平均して5倍多く存在した。最大ラダーランFA濃度(1.1-2.3ng l-1)は400-600mにて記録され,この深度は第二硝酸極大深度と一致した。4地点のうち1地点にて,濃度の第二極大がより浅い深度(85m)にて見られ,この深度における高い硝酸濃度と一致した。このことは,酸素とともに硝酸がETNPにおけるアナモックスの制限要因となっていることを示唆する。アナモックス脂質は全地点でのOMZ内で多量に存在し,濃度は他のOMZにおける濃度と同等であり,アナモックスがETNPのOMZからの重要な窒素消失に関係していることを示唆する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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微生物の生態  ,  水圏・生物圏の地球化学 

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