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J-GLOBAL ID:201202219254109176   整理番号:12A0238704

ダイズ(Glycine max (L.)Merrill)栽培にリビングマルチとして用いる オオムギ(Hordeum vulgare L.)およびコムギ(Triticum aestivum L.)の 生育に気象要因が与える影響-気温と日射量を中心に-

Meteorological Factors Determining the Growth of Barley and Wheat used as Living Mulch in Soybean Cultivation
著者 (6件):
資料名:
巻: 81  号:ページ: 18-26 (J-STAGE)  発行年: 2012年 
JST資料番号: G0811A  ISSN: 0011-1848  CODEN: NISAAJ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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リビングマルチは環境保全や省力的な雑草防除として注目されているが,実用化や普及のためには事前にリビングマルチ-ダイズ栽培の適地および適期を判定することが重要である.そこで,リビングマルチの生育予測モデル作成のための基本的知見を得るため,リビングマルチとして用いるオオムギおよびコムギの現存量の推移を圃場試験と人工気象室を用いたポット試験によって調査し,現存量と気温,日射および日長の関係について解析した.圃場試験の結果,全品種とも播種時期が遅くなるほど最大乾物重は小さくなり,晩播では雑草防除に必要な生育量を得られなかった.また,いずれの播種期でもコムギ品種の方がオオムギ品種よりも生育が良好であり,一方,オオムギ品種の方がコムギ品種よりも早く枯死した.低温下におけるポット試験の結果,コムギだけでなくオオムギも収穫期までに枯死しなかった.次に,圃場試験およびポット試験を含めた栽培試験データを用いて,気温と日射によってどの程度までムギ類現存量を説明できるかを相関と重回帰分析で検証した.その結果,オオムギは気温によって生育に大きな影響を受けるため,得られる現存量を気温と日射量によって26~41%説明できることが明らかとなった.一方,コムギはオオムギに比べて気温と日射によって説明できる割合が小さく,推定精度を上げるためには土壌条件も検証する必要がある.(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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豆類  ,  麦  ,  植物に対する影響 
引用文献 (27件):
  • 1) 平野寿助・菅洋 1963. 大麦の出穂生理 : IV. 日長処理の後作用, 特に日長転換の影響について. 育種學雜誌 13 : 107-111.
  • 2) 井上一博・宮川英雄・佐々木和則 2000. 大麦のマルチ効果を利用した大豆の省力栽培法. 東北農業研究 53 : 103-104.
  • 3) 川口数美 1964. 二条大麦の出穂生理 第 1 報 日長と温度との関係. 栃木農試研報 8 : 23-28.
  • 4) 川口数美 1966. 二条大麦の出穂生理(第 2 報)主桿葉数および出葉速度におよぼす日長および温度の影響とその品種間差異. 栃木農試研報 10 : 21-24.
  • 5) 小林浩幸 2004. ダイズ栽培におけるリビングマルチとカバークロップを中心とした省除草剤雑草管理技術の研究動向. 東北の雑草 4 : 1-7.
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