抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,気圧センサおよび加速度センサを利用した移動状態推定手法について検討する。本稿で推定の対象とする移動状態は「歩く」,「立ち止まる」,「階段上る」,「階段下る」,「エスカレータ上る」,「エスカレータ下る」,「エレベータ上る」,「エレベータ下る」の8つとする。従来の方式では,各移動状態における単位時間の当たりの気圧変化量が異なることを利用した閾値判定や気圧変化量を特徴量として機械学習による学習,推論を行う方式が提案されているが,階段を昇降する速度は階段の混雑度によって異なり,単位時間当たりの気圧変化量は一定でないため実用的でない。そこで本稿では,加速度センサを利用して歩数,移動状態の変化を検出し,一定歩数ごとの気圧変化量を利用して移動状態を推定する方式を提案する。評価実験により従来手法に比べて精度が向上することを示す。(著者抄録)