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J-GLOBAL ID:201202219368761779   整理番号:12A0534321

ヒト卵巣癌幹細胞/前駆細胞はドキソルビシンで刺激されるがミュラー管抑制因子により阻害される

Human ovarian cancer stem/progenitor cells are stimulated by doxorubicin but inhibited by Mullerian inhibiting substance
著者 (11件):
資料名:
巻: 109  号:ページ: 2358-2363  発行年: 2012年02月14日 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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癌幹細胞は,刺激され,分化増殖すると,腫瘍形成能,再発,転移および薬剤耐性に寄与する。ここでは,ヒト卵巣癌細胞株からCD44,CD24およびEpcam三重陽性(3+)およびEカドヘリン陰性(Ecad-)で特徴づけられた卵巣癌幹細胞が豊富な細胞群を単離した。この癌幹細胞は,コロニー増殖能が高く,腫瘍出現までの時間が短かった。これらの細胞は,コロニー増殖と単層増殖がドキソルビシンにより刺激され,ミュラー管抑制因子(MIS)により阻害された。MISは,サイクリン依存性キナーゼ阻害剤の誘導を通して3+Ecad-細胞群のG1期停止の誘導により卵巣癌細胞を阻害する。マイクロRNA結合蛋白質LIN28は,ヒト卵巣癌細胞株において3+癌幹細胞マーカーと共局在し,卵巣癌のマウスモデルおよびヒト卵巣癌細胞株において高度に発現した。これらの結果は,化学療法薬は,癌幹細胞を刺激する可能性があり,LIN28の標的化またはMISによる処理でこれらの細胞を選択的に阻害できる可能性があることを示唆する。
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分類 (2件):
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腫ようの薬物療法  ,  細胞生理一般 
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