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J-GLOBAL ID：201202219386701651   整理番号：12A0956019

新しいリチウム三価鉄ケイ酸塩の結晶構造と電気化学的特性

Crystal Structure and Electrochemical Performance of a New Lithium Trivalent Iron Silicate

著者 (4件)： KOJIMA Akira (Kobe Univ., Hyogo, JPN) ,  KOJIMA Toshikatsu (National Inst. of Advanced Industrial Sci. and Technol. (AIST), Osaka, JPN) ,  TABUCHI Mitsuharu (National Inst. of Advanced Industrial Sci. and Technol. (AIST), Osaka, JPN) ,  SAKAI Tetsuo (National Inst. of Advanced Industrial Sci. and Technol. (AIST), Osaka, JPN)
資料名： Journal of the Electrochemical Society  (Journal of the Electrochemical Society)
巻： 159  号： 6  ページ： A725-A729  発行年： 2012年 
JST資料番号： C0285A  ISSN： 1945-7111  CODEN： JESOAN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 高純度Li₂FeSiO₄を,溶融炭酸塩流束法によって500°Cで合成したが,Li₂FeSiO₄/炭素複合材を用いると,約160mAhg^-1の可逆的な容量を示した。本研究で,新しいリチウム酸化鉄ケイ酸塩が,Li₂FeSiO₄の熱処理(1年熱熟成)で得られたが,これは高い充放電容量を示した。本稿で,新しい材料の結晶構造および充放電性能を報告した。新しい材料の結晶構造は,Rietveld解析法およびTEM観察に基づいたLi⁺およびFe³⁺のカチオン不規則性を有する空間群P2₁/nの単斜晶系に属することを提示した。三価鉄のみが,⁵⁷Fe Moessbauer分光法によって初期充電後に新しい材料で観察され,Feイオン以外の他の酸化還元化学種の寄与を示唆した。三価鉄をもつ新しい材料は空気中で安定であり,充放電容量を供給でき,リチウムイオン電池用の潜在的なカソードとして有望である。

シソーラス用語： *リチウムイオン電池 ,  *リチウム化合物 ,  *鉄化合物 ,  *ケイ酸塩 ,  化学合成 ,  *炭素材 ,  複合材料 ,  電極材料 ,  X線回折 ,  結晶構造 ,  透過型電子顕微鏡 ,  電子回折 ,  *電気特性 ,  充放電サイクル ,  *電池容量 ,  Rietveld法 ,  単斜晶系 ,  Moessbauerスペクトル ,  酸化還元反応 ,  化学種 ,  安定性 ,  カソード
準シソーラス用語： カソード材料 ,  *リチウムイオン二次電池 ,  酸化還元 ,  *充放電特性 ,  溶融炭酸塩流束法

分類 (5件)： 二次電池  (YB04030K) ,  電気化学反応  (CB07050F) ,  無機化合物一般及び元素  (CD01010D) ,  炭素とその化合物  (YB02060D) ,  融解塩  (CB05050R)

タイトルに関連する用語 (5件)： リチウム ,  三価鉄 ,  ケイ酸塩 ,  結晶構造 ,  電気化学的特性