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J-GLOBAL ID：201202219386977428   整理番号：12A1686890

ヒトのα-N-アセチルガラクトサミニダーゼに対する薬理学的シャペロン類

Pharmacological chaperones for human α-N-acetylgalactosaminidase

著者 (5件)： CLARK Nathaniel E. (Univ. Massachusetts, MA) ,  METCALF Matthew C. (Univ. Massachusetts, MA) ,  BEST Daniel (Univ. Oxford, Oxford, GBR) ,  FLEET George W. J. (Univ. Oxford, Oxford, GBR) ,  GARMAN Scott C. (Univ. Massachusetts, MA)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 109  号： 43  ページ： 17400-17405  発行年： 2012年10月23日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 遺伝的代謝性疾患であるSchindler/Kanzaki病はリソソームのα-N-アセチルガラクトサミニダーゼ(α-NAGAL,EC3.2.1.49)の欠失に起因する。本報告で,筆者らが合成したイミノ糖,2-アセトアミド-1,2-ジデオキシ-D-ガラクトノジリマイシン(DGJNAc)がヒトα-NAGALをin vitroならびにin vivo条件下で,阻害,安定化そしてシャペロン役を果たすという証拠を提示した。さらに他の代謝病であるFabry病の治療薬として現在フェーズIII試験中のイミノ糖,1-デオキシガラクトノジリマイシンもヒトα-NAGALに対してシャペロンとして作用することを示した。ヒトα-NGAL複合体の結晶構造は,グリコシド類と比べてイミノ糖類が異なった結合モードを示すことも分かった。今回報告した構造,結果及び設計原則は蛋白質フォールディング疾患の治療改善に寄与すると思われる。

シソーラス用語： ヒト ,  *N-アセチルガラクトサミニダーゼ ,  シャペロンタンパク質 ,  代謝性疾患 ,  イミン ,  窒素複素環化合物 ,  Fabry病 ,  結晶構造 ,  X線構造解析 ,  グリコシド結合ヒドロラーゼ ,  折畳み構造 ,  HEK293細胞 ,  アミノ糖 ,  糖アルコール ,  HEK293T細胞 ,  イミノ糖 ,  ライソソーム病 ,  タンパク質折畳み
準シソーラス用語： Schindler/Ka ,  シャペロン ,  リソソーム蓄積症 ,  蛋白質フォールディング

分類 (2件)： 酵素一般  (EB09010D) ,  酵素製剤・酵素阻害剤の基礎研究  (GW21010W)

物質索引 (2件)： 2-アセトアミド-1,2-ジデオキシ-D-ガラクトノジリマイシン ,  1-デオキシガラクトノジリマイシン

タイトルに関連する用語 (4件)： ヒト ,  α-N-アセチルガラクトサミニダーゼ ,  薬理学 ,  シャペロン