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J-GLOBAL ID:201202219460756196   整理番号:12A1405378

太陽電池応用のために化学スプレー熱分解法によって合成したZnO1-xSx薄膜の構造および光学バンドギャップ

Structure and optical band gap of ZnO1-xSx thin films synthesized by chemical spray pyrolysis for application in solar cells
著者 (2件):
資料名:
巻: 112  号:ページ: 063708-063708-10  発行年: 2012年09月15日 
JST資料番号: C0266A  ISSN: 0021-8979  CODEN: JAPIAU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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相分離がなく,硫黄組成が0.05≦x≦0.9の高結晶質c軸配向および一様なZnO<sub>1-x</sub>S<sub>x</sub>薄膜を液体前駆体のスプレー熱分解によって堆積した。ZnO前駆体分解の遅い運動と,0.05≦x≦0.9の幅広いS組成範囲にわたって一様なZnO<sub>1-x</sub>S<sub>x</sub>相の形成を可能にするS前駆体分解物の結合したその特別な副生成物を予測する膜成長のメカニズムを提案する。膜形成を≦300°Cまでの基板温度と~3ml/minのスプレー速度を制御することによって実現する。ZnO<sub>1-x</sub>S<sub>x</sub>膜は第一にO<sup>2-</sup>格子位置でのS<sup>2-</sup>置換によって形成する。このことはZn 2p,S 2pおよびO 1sのX線光電子分光法ピークの詳細解析によって確認できる。ZnO<sub>1-x</sub>S<sub>x</sub>膜ではS含有量の増加によって,構造変換が起きることを観察できる。例えば,x<0.3のOリッチ相ではZnO<sub>1-x</sub>S<sub>x</sub>膜はZnOウルツ鉱結晶構造であり,そしてx≧0.44の硫黄リッチ相では,ZnO<sub>1-x</sub>S<sub>x</sub>膜はβ-ZnS構造である。構造遷移状態である分岐点x=0.3では両方の構造相に対応する回折ピークを観察できる。0.05≦x<0.52でのバンドギャップ遷移エネルギー位置での光透過スペクトルは赤方側にシフトし,そして0.52≦x<0.9の範囲でS含有量がさらに増加すると青色側にシフトする。ZnO<sub>1-x</sub>S<sub>x</sub>膜の光学バンドギャップはS組成範囲0.05<x<0.9の範囲全体で強いバンドギャップ曲りを示す。S含有量の増加によるバンドギャップ調整は単一曲りパラメータを使用すると一致する。2.5eVの曲りパラメータは0.05≦x<0.52に対してより一致する。バンドギャップに及ぼす過剰S含有量の添加に起因した歪エネルギーの付加的な効果を説明することにより,バンドギャップにおける観察した変動に対して,0.52≦x<0.9での組成範囲で曲りパラメータがより一致することを説明する。S含有量による電気抵抗率変化はZnO<sub>1-x</sub>S<sub>x</sub>膜のO<sup>2-</sup>位置でのS<sup>2-</sup>置換による補償効果と一致する。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
太陽電池  ,  酸化物薄膜  ,  半導体結晶の電子構造 

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