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J-GLOBAL ID：201202219551931926   整理番号：12A0764247

アナターゼからルチルへの転移における核生成の微視的なビュー

Microscopic View of Nucleation in the Anatase-to-Rutile Transformation

著者 (2件)： ZHOU Ya (Pennsylvania State Univ., Pennsylvania, USA) ,  FICHTHORN Kristen A. (Pennsylvania State Univ., Pennsylvania, USA)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 116  号： 14  ページ： 8314-8321  発行年： 2012年04月12日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： TiO₂はアナターゼ相が光活性であるが,ルチル型との混合相で光活性の増強が観られることからその生成の制御に向けての理解を深めることを目的として検討を行った。分子動力学シミュレーションによりTiO₂ナノ結晶のアナターゼからルチルへの相転位の変化の過程を追った。熱力学的解析からは端部と隅部の原子が,アナターゼよりもルチルナノ結晶がエネルギー的に優位になる臨界サイズに顕著に影響することが判った。アナターゼナノ結晶の表面またその凝集体界面にアナターゼ(112)双晶が容易に生成し,ここで孤立したルチルパッチが成長と消滅を繰り返し,臨界サイズに達すると(101)面を保ちつつ安定なルチル核が成長を始める。この相転位で(112)双晶様アナターゼが寄与するとの結論は,報告されている実験結果と一致するものである。

シソーラス用語： *酸化チタン ,  *アナターゼ型結晶 ,  ルチル型結晶 ,  *相転移 ,  核形成 ,  双晶
準シソーラス用語： 核生成 ,  酸化チタンナノ粒子 ,  *分子動力学シミュレーション ,  臨界寸法

分類 (1件)： 酸化物の結晶成長  (BK13050I)

タイトルに関連する用語 (3件)： アナターゼ ,  ルチル ,  核生成