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J-GLOBAL ID：201202219663180826   整理番号：12A0559018

チタン酸バリウムの多重核生成と結晶成長

Multiple Nucleation and Crystal Growth of Barium Titanate

著者 (10件)： ZHAN Hongquan (Sun Yat-Sen Univ., Guangzhou, CHN) ,  ZHAN Hongquan (Jingdezhen Ceramic Inst., Jingdezhen, CHN) ,  YANG Xianfeng (Sun Yat-Sen Univ., Guangzhou, CHN) ,  WANG Chaomin (Sun Yat-Sen Univ., Guangzhou, CHN) ,  CHEN Jian (Sun Yat-Sen Univ., Guangzhou, CHN) ,  WEN Yuping (Sun Yat-Sen Univ., Guangzhou, CHN) ,  LIANG Chaolun (Sun Yat-Sen Univ., Guangzhou, CHN) ,  GREER Heather F. (Univ. St Andrews, Fife, GBR) ,  WU Mingmei (Sun Yat-Sen Univ., Guangzhou, CHN) ,  ZHOU Wuzong (Univ. St Andrews, Fife, GBR)
資料名： Crystal Growth & Design  (Crystal Growth & Design)
巻： 12  号： 3  ページ： 1247-1253  発行年： 2012年03月 
JST資料番号： W1323A  ISSN： 1528-7483  CODEN： CGDEFU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ポリエチレングリコール200(PEG-200)の存在下で水酸化バリウムとチタン酸テトラブチル(TNB)の水熱反応によって,ペロブスカイト型のBaTiO₃を結晶成長させた。この結晶過程をX線回折(XRD)によって研究した結果,PEGはこの結晶成長過程において,2つの重要な役割を果たしていることがわかった。最初にPEGは球状のコロイド粒子を形成しやすいように反応前駆体分子を集合させて,これらの粒子中に多重の核生成を引き起こしている。次に,PEGはBaTiO₃の{110}面に選択的に吸着して十二面体を形成している。この結晶成長は非古典的な可逆結晶成長であることが認められている。すなわち,”無秩序集合”-”多重核生成”-”表面結晶化”-”表面からコアへの結晶拡張”-”単結晶”と進行する。この結晶成長の全過程は異なる力学特性によって3つの段階に分けることができる。結晶成長に関するこの新しい知見によって,結晶サイズと結晶形態を制御できるであろう。

シソーラス用語： 水酸化バリウム ,  *ポリエチレンオキシド ,  水溶液 ,  *チタン酸バリウム ,  水熱合成 ,  *核形成 ,  *溶液成長 ,  X線回折 ,  コロイド ,  分子集合体 ,  ファセット ,  吸着 ,  可逆反応 ,  反応機構 ,  結晶粒度 ,  結晶形態 ,  電子顕微鏡観察
準シソーラス用語： 十二面体

分類 (2件)： 固-液界面  (CB12050B) ,  酸化物の結晶成長  (BK13050I)

物質索引 (1件)： オルトチタン酸テトラブチル

タイトルに関連する用語 (4件)： チタン酸バリウム ,  多重 ,  核生成 ,  結晶成長