文献
J-GLOBAL ID:201202219778652764   整理番号:12A0200620

妊娠第1三半期に,母体の潜在性甲状腺機能低下症が,胎児の脳形成に与える影響:前向き調査

Impact of maternal subclinical hypothyroidism during the first trimester on brain development of the offspring: a prospective study
著者 (16件):
資料名:
巻: 26  号: 11  ページ: 916-920  発行年: 2010年 
JST資料番号: C2319A  ISSN: 1000-6699  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 中国語 (ZH)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
【目的】妊娠第1三半期での母体の潜在性甲状腺機能低下症(SCH)が,20-30か月の子供の神経心理学的成長に与える影響を評価する。【方法】この研究のため,10の病院から,妊娠約8週間の妊婦1761人が登録された。尿中ヨード排泄,血清TSH(TSH),遊離サイロキシン(FT_4),甲状腺ペルオキシダーゼ抗体(TPOAb)の測定を全員に実施した。SCH(TSH≧2.5mIU/L)の妊婦を,妊娠の三半期毎の甲状腺機能の特異的参照データを使って,以下の二つの血液型亜型に分割した。A群(2.5mIU/L≦TSH<3.93mIU/L,18例)およびB群(TSH<3.93mIU/L,20例)。同じ母集団から甲状腺機能正常でTPOAb陰性の妊婦30人を,対照群に選定した。20-30カ月の子供たちに,知能及び運動発達スコア評価を実施した。【結果】対照群のスコア比べ,SCHがある女性の子供および亜群AとBの子供は,平均値知能スコアが低く,6.55,3.39,および9.40ポイントだった(P=0.001,P=0.125,およびP<0.001)。それぞれの運動スコア平均値は,対照群より低く,6.31と,4.35,8.07であった。(P=0.003,P=0.070,およびP=0.001)知能スコアと運動スコアはTSHレベルと負相関であった。(r=-0.425とP<0.001とr=-0.394,P=0.001)複数群の比較を通して,TSHの差異が知能および運動スコアに影響することが明らかになった。(F=9.277,P<0.001およびF=5.909,P=0.004)。順序ロジスティック回帰分析により,母体のTSH値≧3.93mIU/Lである子の精神的発達指数(MDI)と精神運動発達指数(PDI)の減少の可能性は,対照群の8.66倍及び6.27倍だったことを示している。(OR=8.66,95%,CI=2.72~27.57,OR=6.27,95%,CI=2.03~19.34)【結語】妊娠初期において,三半期毎の参照データで診断された母体の高いTSH値は,個々に,子供の20-30か月の神経発達スコアの低下と関連している。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
中枢神経系  ,  内分泌系の疾患  ,  婦人科学・産科学一般 

前のページに戻る