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J-GLOBAL ID：201202219900094115   整理番号：12A0658576

フェンスによる超音速空力干渉を利用したカプセル分離

Improvement in Capsule Abort Performance Using Supersonic Aerodynamic Interaction by Fences

著者 (5件)： 香山寛人 (名古屋大学大学院工学研究科) ,  汪運鵬 (名古屋大学大学院工学研究科) ,  小澤啓伺 (ドイツ航空宇宙センター) ,  土井克則 (名古屋大学工学部) ,  中村佳朗 (名古屋大学工学部)
資料名： 日本航空宇宙学会論文集  (Journal of the Japan Society for Aeronautical and Space Sciences)
巻： 60  号： 2  ページ： 74-79 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： L3565A  ISSN： 1344-6460  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： カプセル式宇宙輸送機における空力干渉を利用した緊急分離システムの性能向上の手段として,ロケット前面およびカプセル底面にフェンスを取り付けることを提案した。その有効性およびメカニズムを超音速風洞実験と,CFD解析結果に基づき明らかにした。カプセルを設置すると,カプセルに作用する推力やフェンスに作用する抗力が大きく増加する。例えば両方にフェンスを設置した場合,カプセルに作用する推力は70%,ロケットに作用する抗力は20%増加する。このフェンスの効果は,フェンスをつけることでカプセルとロケット間の実質的間隔が短くなり,その影響でカプセル底面から発生する斜め衝撃波の衝撃波角が大きくなり静圧が上昇することに起因する。

シソーラス用語： 空力干渉 ,  外構 ,  超音速風洞 ,  風洞試験 ,  解析 ,  *宇宙輸送 ,  *分離 ,  斜め衝撃波 ,  CFD【流体力学】 ,  塀 ,  流体力学 ,  物理学 ,  科学 ,  力学 ,  連続体力学 ,  自然科学
準シソーラス用語： CFD解析 ,  *カプセル【宇宙飛行体】 ,  フェンス

分類 (1件)： 宇宙飛行体の空気力学  (QK02030P)

引用文献 (12件)：

• DULEPOV, N. P. Propulsion Systems for TSTO Airplane-Accelerators of Different Types. 2001
• PANDYA, S. Capsule Abort Recontact Simulation. 2006
• DAVIDSON, J. Crew Exploration Vehicle Ascent Abort Overview. 2007
• HAYES, W. P. Crew Exploration Vehicle Launch Abort System Flight Test Overview. 2007
• PULSONETTI, M. V. LAURA Aerodynamic Computations for Space Shuttle Columbia STS-107 Baseline and Damage Scenarios. 2004

タイトルに関連する用語 (4件)： フェンス ,  超音速 ,  空力干渉 ,  カプセル