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J-GLOBAL ID：201202220032631417   整理番号：12A0802919

複雑な帯水構造の火山岩地帯を多段水位観測しながら掘削-九州新幹線西九州ルート 千綿トンネル-

Tunnelling Volcanic Rock Aquifer with Multistage Water Level Monitoring-The Chiwata Tunnel on the Kyushu Shinkansen West Kyushu Route-

著者 (4件)： 高野裕輔 (鉄道・運輸機構) ,  谷口俊太 (鉄道・運輸機構) ,  門脇欣一郎 (大成・九鉄・上滝特定建設工事共同企業体) ,  山浦亮一 (建設技術研)
資料名： トンネルと地下  (日本トンネル技術協会誌)
巻： 43  号： 6  ページ： 443-448  発行年： 2012年06月01日 
JST資料番号： S0644A  ISSN： 0285-631X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： トンネル工事着手前より懸念されていた地下水への影響,渇水問題の対策検討に資するべく設置した地下水位観測孔の状況と合わせてトンネル掘削との関連性について報告した。周辺の地形は低平な台地状の丘陵地と小河川が放射状に流下する特徴を有し,地質としては新第三紀から第四紀更新世に噴出した透水性の高い火山岩類に覆われている。工事は機械掘削によりショートベンチカット工法で片押しで行ったが,安山岩の出現地点以降は発破掘削に変更した。帯水層および各地質の透水特性確認のため,掘進時の孔内水位の変化,孔内水圧変動測定,電気検層,現場透水試験を行なった。その結果,現在のところ起点側直上の水位を取水源とする浅井戸や水田などについて,実質的な減渇水による被害は出ていない。

シソーラス用語： 帯水層 ,  火山岩 ,  水位観測 ,  *トンネル掘削 ,  渇水 ,  電気検層 ,  透水試験 ,  新幹線 ,  *地下水位
準シソーラス用語： 九州新幹線 ,  現場透水試験

分類 (2件)： トンネル工事  (RC05031E) ,  透水性,浸透水,土中水  (RA03040E)

引用文献 (1件)：

• 1)須澤浩之・山口修司:九州新幹線西九州ルート(武雄温泉・諌早間)のトンネル,トンネルと地下,Vol.41,No.3,pp.41-48,2010.3.

タイトルに関連する用語 (8件)： 水構造 ,  火山岩 ,  多段 ,  水位観測 ,  掘削 ,  九州新幹線 ,  九州 ,  トンネル