抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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HCCI(予混合圧縮点火燃焼)機関は,ディーゼル機関と火花点火(SI)機関を組み合わせ,高燃料効率で低NOx排出のディーゼル機関の実現を目指すものである。この技術の実現のため米国エネルギー省(DOE)の支援によるBosch社主導の9機関参加の産学共同コンソーシアム(ACCESS)と,Sandia国立研究所の研究者チームが,独立に燃料効率の向上可能性の解明を進めている。ACCESSは2015年までに高圧縮ターボ過給直接噴射(DI)4気筒エンジンで,ベースラインの3.6lポート噴射V6エンジンと対比して燃料効率の30%改善を達成することを目指している。Sandia研究所が取り組んでいる基礎研究は高負荷のHCCIへの遷移に伴う圧力上昇率の抑制の課題で,このために燃料の予混合による成層化(PFS法等)が有望視される。本稿はこれらの研究動向を紹介した。