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J-GLOBAL ID：201202220127214538   整理番号：12A0435932

強震記録に基づく東北地方太平洋沖地震による地殻変動分布の算定

ESTIMATION OF CRUSTAL DEFORMATION DISTRIBUTION DUE TO THE 2011 OFF THE PACIFIC COAST OF TOHOKU EARTHQUAKE BASED ON STRONG MOTION RECORDS

著者 (2件)： 平井敬 (名古屋大 大学院環境学研究科) ,  福和伸夫 (名古屋大 大学院環境学研究科)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 673  ページ： 341-350  発行年： 2012年03月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論ではK-NETおよびKiK-netが捉えた東北地方太平洋沖地震による加速度時刻歴波形をもととして,東日本の各観測点での永久変位を求めた。これによって,大地震の直後に強震計の記録を用いて迅速に地殻変動の大きさと傾向を把握する可能性を示した。永久変位の計算には,得られた加速度記録を時間領域で直接積分することにより変位波形とし,その後続部分の平均値をもって永久変位とした。本研究で用いた補正法を用いて算定された永久変位の分布は,通常の基線補正のみを施して計算された永久変位と比較してGPS観測網によって得られた地殻変動分布との整合性が向上している。また,近傍の観測点同士でKiK-netから得られた変位波形と1Hz GPS解析による変位時刻歴波形とを比較したところ,おおむね一致することがわかった。

シソーラス用語： *地殻変動 ,  変位 ,  地震記象 ,  地震計 ,  記録 ,  大地震 ,  観測網 ,  波形 ,  基準線 ,  観測
準シソーラス用語： GPS観測 ,  KiK-net ,  K-NET ,  永久変位 ,  加速度記録 ,  基線 ,  *強震記録 ,  強震計 ,  時刻歴波形 ,  *東北地方太平洋沖地震 ,  補正法

分類 (2件)： 地質構造・テクトニクス  (DE04030Y) ,  土圧,土の動的性質,地盤の応力と変形  (RA03060A)

タイトルに関連する用語 (5件)： 強震記録 ,  東北地方太平洋沖地震 ,  地殻変動 ,  分布 ,  算定