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J-GLOBAL ID:201202220224959491   整理番号:12A1048262

IRPhEPハンドブックのデータを用いたMOZART臨界実験解析

Analysis of MOZART Critical Experiment Using the IRPhEP Handbook Data
著者 (1件):
資料名:
号: 2010-042  ページ: WEB ONLY  発行年: 2010年12月 
JST資料番号: U0304A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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IRPhEPハンドブックに記載されている実験データに基づいて,MOZART臨界実験解析を,核データとしてJENDL-4.0(遅発中性子データを含む),計算コードとしてSLAROM-UF,CBGを用いて行った。それぞれの核特性に対する解析結果を以下に示す。・臨界性のC/E値として,小型炉心のMZAでは0.9981,中型のMZBでは1.0006を得た。良好なC/E値はJENDL-4.0を用いたその他のMOX燃料高速炉の臨界性解析でも同様に得られていることから,臨界性についてMOZART実験データと他のMOX燃料高速炉のデータとの整合性が確認されたと言える。・炉中心反応率比における計算値と実験値の差は,F25/F49,C28/F49については1%以下,F28/F25,F40/F49,F41/F49については4%以下であった。・Naボイド反応度は,非漏洩項が支配的なデータに対しては計算値は10%程度の過大評価となった。また,漏洩項の寄与が大きいデータでは,炉心領域のボイド反応度については漏洩項で規格化した絶対差は最大でも10%弱となった。・物質反応度価値は,Puについては計算値が5%程度の過大評価となった。また,U,SSについては,計算値と実験値の差異は10%以下であった。・制御棒反応度価値については,計算値が2%から5%程度の過大評価となった。・反応率分布は,炉心領域では計算値と実験値はよく一致したが,しきい値反応についてはブランケット領域で系統的な過小評価が観察された。反応度特性に対しては計算値の系統的な過大評価が見られた。その原因は明らかではないが,実効遅発中性子割合βeffの過小評価もひとつの可能性として考えられる。(著者抄録)
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