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J-GLOBAL ID：201202220375332881   整理番号：12A0892761

二重鎖開裂の移動増大には,Mec1,Rad9および相同組換機構が必要である

Increased mobility of double-strand breaks requires Mec1, Rad9 and the homologous recombination machinery

著者 (7件)： DION Vincent (Friedrich Miescher Inst. Biomedical Res., Basel, CHE) ,  KALCK Veronique (Friedrich Miescher Inst. Biomedical Res., Basel, CHE) ,  HORIGOME Chihiro (Friedrich Miescher Inst. Biomedical Res., Basel, CHE) ,  TOWBIN Benjamin D. (Friedrich Miescher Inst. Biomedical Res., Basel, CHE) ,  TOWBIN Benjamin D. (Univ. Basel, Basel, CHE) ,  GASSER Susan M. (Friedrich Miescher Inst. Biomedical Res., Basel, CHE) ,  GASSER Susan M. (Univ. Basel, Basel, CHE)
資料名： Nature Cell Biology  (Nature Cell Biology)
巻： 14  号： 5  ページ： 502-509  発行年： 2012年05月 
JST資料番号： W1369A  ISSN： 1465-7392  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： クロマチンの可動性は,相同組換えにあたってのホモロジー検索の促進や,特殊化された修復コンパートメントへの移入や,逆の脱離といったシフトの障害を検討するうえで重要と考えられている。しかし二重鎖開裂の非拘束性可動性もまた,染色体の転座を促進するものと考えられる。本研究において著者らは,蛍光顕微鏡を用いて発芽酵母における障害DNAの可動性を追跡した。その結果二重鎖開裂部で形成されたRad52-YFPフォーカスが,非障害性ローカスに比べ,より大きな核内容積部へと動いていくことを認めた。これに対して,蛋白質-DNA付加体から生じた障害部に結合していたRad52-YFPは,可動性の増大は示さなかった。変異解析の結果,二重鎖開裂部の可動性増大にはRad51,Rad54のATPアーゼ,ATRホモログのMec1,およびDNA障害応答メディエーターのRad9が必要とされることを見出した。

シソーラス用語： クロマチン ,  *二本鎖DNA切断 ,  *性質 ,  ホモロジー ,  タンパク質キナーゼ ,  アダプタータンパク質 ,  DNA組換 ,  転座 ,  DNA修復 ,  解析 ,  光学顕微鏡法 ,  酵母 ,  *DNA結合タンパク質 ,  *相同組換
準シソーラス用語： 蛍光顕微鏡法 ,  Mec1 ,  Rad51蛋白質 ,  Rad52蛋白質 ,  Rad54蛋白質 ,  Rad9蛋白質 ,  可動性 ,  変異解析

分類 (2件)： 分子遺伝学一般  (EC02010J) ,  生物学的機能  (EB03040U)

タイトルに関連する用語 (5件)： 重鎖 ,  開裂 ,  Mec1 ,  Rad9 ,  相同組換