抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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九十九里浜は房総半島外房に位置する長さ約60kmの海浜であるが,現在,激しい侵食にさらされている。この原因は,土砂供給源であった北端の屏風ケ浦海食崖の侵食防止工事,漁港の沿岸漂砂阻止,浚渫土砂の沖合投棄などにより九十九里浜への土砂供給が激減したことによる。本稿では,このような事態に至った侵食問題について考察した。戦後の汀線変化,砂浜の幅と保安林の変化,九十九里浜の現状,九十九里浜でこれまでに行われた施業について述べた。そしてこれからなすべきこととして,既に失われてしまった復元に力を入れるよりも,間もなく砂浜が失われようとしている残っている海浜の保全に全力を注ぐという冷静な判断をするべき事を述べた。