文献

J-GLOBAL ID：201202220489294262   整理番号：12A1367168

プログラミング初学者におけるコンパイルエラー修正時間とその増減速度の分析

著者 (3件)： 榊原康友 (静岡大 大学院情報学研究科) ,  松澤芳昭 (静岡大 情報) ,  酒井三四郎 (静岡大 情報)
資料名： 情報処理学会シンポジウム論文集  (情報処理学会ワークショップ論文集)
巻： 2012  号： 4  ページ： 121-128  発行年： 2012年08月13日 
JST資料番号： Y0978B  ISSN： 1344-0640  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,プログラミング初学者の学習記録を用い,修正時間とその変化に注目してコンパイルエラーを分析する方法を考案し,実際の記録データに適用しその傾向を明らかにすることを試みた。学習記録から自動で修正時間を算出するために,複合エラーに対応する修正時間の定義を行った。修正時間の変化を捉えるために,時系列修正時間の回帰直線の傾きを算出し,修正時間の増減速度を示すCorrection Time Slope(以下,CTS)の定義を行った。Javaを用いたプログラミング入門教育の受講生約100名が記録した約82,000個のコンパイルエラーについて,エラーの種類毎に集計し提案手法を適用した。その結果,以下の知見が得られた。1)修正時間はべき乗分布になる。2)エラーの種類毎のエラー総数と修正時間の平均には相関がない。3)構文解析エラーと比較して意味解析エラーの方が修正時間が長い。4)エラーの種類毎のCTS値について,修正の難易度との相関が示唆される。(著者抄録)

シソーラス用語： *技術教育 ,  *計算機プログラミング ,  *コンパイラ ,  誤り訂正 ,  個人 ,  時間 ,  Java ,  構文分析 ,  意味解析 ,  度 ,  相関
準シソーラス用語： 誤り修正時間 ,  初学者 ,  初心者 ,  *情報教育 ,  難易度

分類 (3件)： 技術教育  (JA01050T) ,  計算機システム開発  (JD02010R) ,  言語プロセッサ  (JD03040F)

タイトルに関連する用語 (5件)： プログラミング ,  初学者 ,  コンパイル ,  エラー修正 ,  分析