文献
J-GLOBAL ID:201202220497376286   整理番号:12A1572565

苦鉄質メルト中におけるH2O-CO2溶解度の新たな実験データ及び半経験的パラメータ化

New experimental data and semi-empirical parameterization of H2O-CO2 solubility in mafic melts
著者 (4件):
資料名:
巻: 97  ページ: 1-23  発行年: 2012年11月15日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
様々な化学組成(アルカリ玄武岩,ランプロアイト,カマフガイト)の苦鉄質メルト中でのH2O-CO2溶解度に関する新たな実験データを報告する。カリウム及びカルシウムが富むメルトでは,3500bar及び1200°Cにおいて約1wt%のCO2が溶解できることを示す。しかし,従来のモデルでは,同様のP-T条件では0.2~0.5wt%の溶解度が予測されている。これらの新たなデータと,文献からのデータは,CO2溶解度に対するメルトの化学組成の根本的な支配を強調する。本論文では,苦鉄質メルトに対して半経験的なH2O-CO2溶解度モデルを提唱する。このモデルでは,ケイ酸塩メルトの化学組成及び構造のパラメータ化とともに,気体-メルト熱力学の単純化した概念を用いる。このモデルを,異なる44の苦鉄質組成を用いた289の実験のデータベースに対してキャリブレーションを行った。実験データの統計解析により,苦鉄質メルトでは化学組成,従ってメルトの構造がCO2溶解度において基本的な役割を果たすことが示される。CO2溶解度はメルト中の酸素原子当たりの非架橋酸素の量(NBO/O)に強く依存し,またNBOに結合したカチオンの性質も重要である。NBOに結合したアルカリ(Na+K)はCO2溶解度を強く増加させるが,Caの効果はそれより緩やかであり,NBOに結合したMg及びFeはCO2溶解度に対して影響が最も弱い。さらに水の効果をモデル化し,メルト中のH2Oの溶解がCO2溶解度を増加させ,それがおそらくNBO生成を引き起こすことによると結論した。CO2とは対照的だが以前の発見と合致して,苦鉄質メルトのH2O溶解度はメルト組成及び構造にほとんど影響されない。NBO/Oと弱い相関を示すだけである。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
岩石圏の地球化学一般  ,  岩石成因論 

前のページに戻る