フィルムからデジタルへの移行が進み,ホビット:思いがけない冒険(The Hobbit: An Unexpected Journey)が12月に最初のデジタル3D高フレームレート(HFR)映画としてリリースされることにより2012年は重要な年になる。過去の3Dフィルム,65mmフィルムの60フレーム/秒などから現在のデジタルHFRフォーマットに至るまでの技術面での歴史的な流れを概説した。配給面ではデジタルライトプロセッサ(DLP)プロジェクタについて,シリーズIはフレームレートに限界があること,シリーズIIはHFR対応可能ではあるが問題点もあること,GDCのSX-2000などサーバー製造者の対応状況などを概説した。