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J-GLOBAL ID：201202220670852579   整理番号：12A1388393

節足動物の毒素: 殺虫性神経ペプチドの巨大兵器庫

Arthropod Venoms: A Vast Arsenal of Insecticidal Neuropeptides

著者 (5件)： SCHWARTZ Elisabeth F. (Universidade de Brasilia, Brasilia, BRA) ,  MOURAO Caroline B.F. (Universidade de Brasilia, Brasilia, BRA) ,  MOREIRA Karla G. (Universidade de Brasilia, Brasilia, BRA) ,  CAMARGOS Thalita S. (Universidade de Brasilia, Brasilia, BRA) ,  MORTARI Marcia R. (Universidade de Brasilia, Brasilia, BRA)
資料名： Biopolymers  (Biopolymers)
巻： 98  号： 4  ページ： 385-405  発行年： 2012年 
JST資料番号： C0766A  ISSN： 0006-3525  CODEN： BIPMAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 節足動物の獲物の捕獲,捕食者からの自己防御や種内情報伝達に用いられている昆虫毒の多くは昆虫特異的で,哺乳類への毒性は無いか非常に低く,化学殺虫剤の安全な代替化合物として注目されている。生物農薬として,クモ,サソリ,ハチ,ムカデ類の殺虫性ペプチド/アシルポリアミンについて概説し,それらの構造多様性と農業関連産業における潜在的な利用の可能性について概説した。既知の節足動物毒素の主要な標的はNa,KあるいはCaチャンネルで,その他グルタミン酸作動性神経伝達物質受容体やニューロキニン受容体を標的とするものもあるが,データベースに掲載されている多数の推定上の殺虫ペプチドの分子標的の多くは明らかになっていない。節足動物門が桁外れの分類学的多様性を示すことから,今後も多くの生理活性ペプチドの発見が期待され,それらは有害生物防除/神経薬理学での重要なツールとして有望視される。

シソーラス用語： *神経ペプチド ,  *生物農薬 ,  神経毒 ,  生物的防除 ,  *殺虫作用 ,  節足動物 ,  *動物毒 ,  イオンチャンネル ,  グルタミン酸受容体 ,  ターゲティング
準シソーラス用語： 分子標的

分類 (2件)： 生物的防除  (FC05030B) ,  動物起原の毒性  (GZ03020U)

タイトルに関連する用語 (5件)： 節足動物 ,  毒素 ,  殺虫性 ,  神経ペプチド ,  兵器