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J-GLOBAL ID:201202220675413034   整理番号:12A0395114

緑膿菌由来のポリアミン受容体SpuD及びSpuEの結晶構造により明らかになった基質結合特異性の構造的基礎

Structural Basis of Substrate Binding Specificity Revealed by the Crystal Structures of Polyamine Receptors SpuD and SpuE from Pseudomonas aeruginosa
著者 (8件):
資料名:
巻: 416  号:ページ: 697-712  発行年: 2012年03月09日 
JST資料番号: D0124B  ISSN: 0022-2836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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緑膿菌のIII型分泌系(T3SS)は,その発現が哺乳類宿主からのポリアミンシグナルにより誘導される重要な毒性決定因子である。SpuDとSpuEはスペルミジンによる選択的結合蛋白質であると想定され,緑膿菌においてポリアミン含量を調節する。本研究において,SpuDはプトレシン選択的蛋白質であるが,SpuEはスペルミジンと結合することを見出した。SpuDの結晶構造を遊離型及びプトレシンとの複合体,そしてSpuEを遊離型及びスペルミジンとの複合体で確認した。リガンド結合において,SpuD及びSpuEは「開から閉へ」立体配座スイッチを受け,その結果,リガンド結合型のSpuD-プトレシン及びSpuE-スペルミジンになり,大腸菌のそれぞれの対応物PotF-プトレシン及びPotD-スペルミジンに相当した。構造比較により,区分II領域における2つの芳香族残基SpuEのTrp271とSpuDのPhe273はプトレシン/スペルミジン認識特異性に対する重要な構造決定因子であった。等温滴定熱量測定と組合せた変異誘発は,PheによるTrp271の代替はプトレシンに対する実質的結合親和性をSpuEに獲得させたが,TrpによるPhe273の置換はプトレシンに対するSpuDの結合親和性を250倍低下させた。まとめとして,結果はSpuD及びSpuEによるポリアミン認識特異性を支配する分子機構を明らかにし,緑膿菌におけるポリアミンシグナル移入系の将来の構造,機能研究の基礎を提供した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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