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J-GLOBAL ID:201202220692160352   整理番号:12A0839017

有機-無機化合物[(C6H10N2)2(SO4)2・3H2O]n(C6H10N2=フェニレンジアンモニウムジカチオン)における陽子輸送の異方性

Anisotropy of proton transport in an organic-inorganic compound [(C6H10N2)2(SO4)2.3H2O]n (C6H10N2=phenylenediammonium dication)
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資料名:
巻: 48  号: 40  ページ: 4875-4877  発行年: 2012年05月18日 
JST資料番号: D0376B  ISSN: 1359-7345  CODEN: CHCOFS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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[(C6H10N2)2(SO4)2・3H2O]n(化合物1)(C6H10N2=フェニレンジアンモニウムジカチオン)の3次元構造における陽子輸送を調査したので報告する。化合物1の構造は3陽子輸送経路を示す。1つはa軸に沿う一対のフェニレンジアンモニウムジカチオン(陽子供与体)で交互連結された隣接硫酸塩アニオン(陽子受容体)として観察された[(C6N2H10)(SO4)(H2O)2]nの1D鎖である。2番目はb軸に沿う一対のフェニレンジアンモニウムジカチオンで交互連結された隣接硫酸塩アニオンを経て形成された二重螺旋鎖であり,3番目はc軸に沿う水分子を分け合う隣接水四量体で形成された水鎖である。異なった温度及び周波数でそれぞれの軸に沿う誘電率を求めた。265Kまでは各軸に沿う誘電率は一定であるが,温度上昇に伴って誘電率は鋭く上昇し,各軸とも275~284Kで最大に達した。更なる温度上昇と共にそれら最大誘電率は急速に減少した。260K以下では各軸に沿う化合物1の誘電率は殆ど周波数依存である。周波数の増加につれ,各軸に沿う誘電ピークは減少し,次第に無くなる。誘電相転移前の温度上昇は伝導率の上昇へ導き,誘電相転移後の温度上昇は伝導率の減少へ導く。これは温度上昇故に陽子電荷濃度の減少をもたらし,陽子キャリアの無秩序の増加へ導く。陽子輸送の異方性は輸送経路のみならず,陽子キャリアの秩序-無秩序の程度にも影響される。
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分類 (2件):
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分子化合物  ,  半導体と絶縁体の電気伝導一般 
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