抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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森林保護におけるキクイムシ虫害管理について解説した。一次性樹皮下キクイムシ,二次性樹皮下キクイムシ,腐生性キクイムシの分類を説明し,衰弱した生理的異常木や枯死木を攻撃するキクイムシの存在を述べた。代表的なキクイムシ類として,樹皮下甲虫(バークビートル)と養菌性甲虫(アンブロシア・ビートル)の特徴的な穿孔と,樹体への攻撃方法を説明した。台風や機械的間伐の際の重機走行による樹体や根の損傷,突発的な冠雪害や切り捨て間伐による枯死木の増加が,キクイムシによる被害を拡大することを述べ,安定した生態系保全の重要性を指摘した。