文献

J-GLOBAL ID：201202220798011496   整理番号：12A0942778

¹⁶O近傍の多粒子多空孔状態の殻模型的記述と相関エネルギーの役割

Shell-model description of multi-particle multi-hole states around ¹⁶O and the role of correlation energy

著者 (2件)： UTSUNO Y. (Japan Atomic Energy Agency (JAEA)) ,  CHIBA S. (Japan Atomic Energy Agency (JAEA))
資料名： 日本原子力研究開発機構JAEA-Review(Web)
号： 2010-056  ページ： 5.2 (WEB ONLY)  発行年： 2010年12月 
JST資料番号： U0296A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 酸素同位体の周りには,不活性コアとして¹⁶Oを想定した簡単な殻模型では記述できない多くの低平地状態が知られている。それらは,NまたはZ=8シェルギャップを横切る多粒子多空孔励起が支配的な状態であると考えられている。例えば,¹⁶Oの0⁺²状態は,4粒子4空孔(4P-4h)の構成からなると広く受け入れられている。本研究の目的は,殻模型に基づいてシェルギャップと多粒子多空孔状態の間の相互の関係について,より包括的な理解を与えることである。これは,酸素ビームを用いた核移行反応の記述への大きな助けになるはずである。著者らは,バレンスシェルとしてフルp-sdシェルを想定したシェルモデル計算を行った。効果相互作用としてPSDWBT相互作用を使用し,¹⁶O原子核の周りのクロスシェル相関エネルギーを計算した。また,¹⁶Oのエネルギー準位の計算結果を実験値と比較した。

シソーラス用語： *殻模型 ,  *酸素同位体 ,  *酸素17 ,  核エネルギー準位 ,  酸素ビーム ,  イオンビーム ,  タンデム型Van de Graaff
準シソーラス用語： *酸素15

分類 (3件)： 原子核模型  (BG02040Z) ,  原子核エネルギー準位  (BG02020D) ,  その他の粒子による反応・散乱  (BG04080F)

引用文献 (3件)：

• [1] W.C. Haxton and C. Johnson, Phys. Rev. Lett. 65 (1990) 1325-1328.
• [2] E.K. Warburton, B.A. Brown, and D.J. Millener, Phys. Lett. B293 (1992) 7-12.
• [3] E.K. Warburton and B.A. Brown, Phys. Rev. C46 (1992) 923-944.

タイトルに関連する用語 (6件)： 近傍 ,  空孔 ,  殻模型 ,  記述 ,  相関エネルギー ,  役割