抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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1.アコヤガイのゴールド真珠を効率的に生産する養殖条件を明らかにするために真珠生産試験を行い,ピースの採取部位および挿核後のアコヤガイの垂下深度と養殖漁場の違いが真珠の黄色度に及ぼす影響について検討した。2.ピース貝の右殻と左殻の比較では,有意差はないものの,4試験例全てでゴールド真珠の出現率は左殻区より右殻区の方が高く,巻きも右殻区の方が厚かった。3.垂下深度の比較では,有意差はないものの,水深5mの深吊りよりも水深1.5mの浅吊りの方がゴールド真珠の出現率が高く,巻きが厚い傾向がみられた。4.養殖漁場として英虞湾と賀田湾を比較したところ,真珠の黄色度に関しては両漁場で違いはみられなかった。巻きについては,英虞湾より賀田湾の方が有意に厚く,その要因として,賀田湾では英虞湾より夏季の水温が低く,冬季の水温が高いことが考えられた。(著者抄録)