二次元カーボンナノチューブネットワーク中における不均一電子移動速度の定量的ナノスケール可視化

GUEELL Aleix G.; EBEJER Neil; SNOWDEN Michael E.; MCKELVEY Kim; MACPHERSON Julie V.; UNWIN Patrick R.

文献

J-GLOBAL ID：201202220886781064 整理番号：12A1157730

二次元カーボンナノチューブネットワーク中における不均一電子移動速度の定量的ナノスケール可視化

Quantitative nanoscale visualization of heterogeneous electron transfer rates in 2D carbon nanotube networks

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資料名：
巻： 109 号： 29 ページ： 11487-11492 発行年： 2012年07月17日
JST資料番号： D0387A ISSN： 0027-8424 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

走査型電気化学セル顕微鏡(SECCM)を用い,Si/SiO₂基板に担持された単層カーボンナノチューブ(SWNT)の無秩序二次元ネットワーク中での局所的不均一電子移動(HET)速度を測定した。SECCMの空間分解能は高く,イメージングのためのプローブとして移動可能なナノスケール電気化学(EC)セルを用いれば,複雑な配置をしている広範なSWNTの個々の部分の応答をサンプリングすることができる。2種類の酸化還元過程,フェロセニルメチルトリメチルアンモニウムの酸化及びルテニウム(III)ヘキサアミンの還元,を用い,ネットワーク中の大部分のSWNTの側壁で真に高いEC活性の証拠を得た。また,SWNTの末端及び2個のSWNTが交差する点でのHET速度は側壁でのそれと比較し,著しく変わることはなかった。有限要素法を用い,二つの酸化還元対に対する標準的速度定数を求め,SWNT側壁における特徴的欠陥のみによるHETはほとんどあり得ないことを示した。このことはSWNT上でのSECCMプローブスキャンによって得られた個々の線プロファイルの解析によっても確認できた。

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電気化学反応 , 炭素とその化合物 , 顕微鏡法

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