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J-GLOBAL ID：201202220893024694   整理番号：12A1578590

ゲストの一層熱安定包有物と記憶を生み出すtert-ブチルチアカリックス[4]アレーン包接錯体中ゲスト交換の異常に高い選択性

Unusually High Selectivity of Guest Exchange in tert-Butylthiacalix[4]arene Clathrate Producing More Thermostable Inclusion and Memory of Guest

著者 (4件)： GALYALTDINOV Shamil F. (Kazan Federal Univ., Kazan, RUS) ,  ZIGANSHIN Marat A. (Kazan Federal Univ., Kazan, RUS) ,  DRAPAILO Andriy B. (Inst. of Organic Chemistry, NAS of Ukraine, Kiev, UKR) ,  GORBATCHUK Valery V. (Kazan Federal Univ., Kazan, RUS)
資料名： Journal of Physical Chemistry B  (Journal of Physical Chemistry B)
巻： 116  号： 36  ページ： 11379-11385  発行年： 2012年09月13日 
JST資料番号： W0921A  ISSN： 1520-6106  CODEN： JPCBFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 1,2-ジクロロエタン(DCE)を有するtert-ブチルチアカリックス[4]アレーン(1)包接錯体1・1.90DCEにおいてカリキサレンに関して以前未知であった新性質を見いだした。幾つかの有機化合物の蒸気に対する1・1.90DCE中ゲスト交換は34~59°Cで一層熱安定である包接錯体を与えた。その錯体は純粋ゲストとゲストなし1の直接飽和によって調製した包接錯体よりも熱安定性である。そのほかに,ゲスト交換は二成分ホスト-ゲスト系中の直接飽和によって生成されない包接錯体を作製できた。水,トルエン及びトリクロロエチレンのような幾つかの化合物は1とのしかし痕跡量以上含まれないDCE包接錯体からDCEを追い出す。包接化合物中のDCEの残留含有量は調べた系中で水と1・1.90DCE比の変化によって制御できる。ホスト1はゲスト交換生成物からメタノール脱離後メタノールを記憶している。示差走査熱量測定によってこの記憶はエキソ効果として読み取ることができる。唯一メタノールとゲスト交換後のみ記憶され,真正分子認識の例を与えた。

シソーラス用語： 硫黄複素環化合物 ,  包接化合物 ,  *錯体生成 ,  熱安定性 ,  選択性 ,  分子認識 ,  *配位子交換 ,  水分子 ,  痕跡量成分 ,  含有量 ,  示差走査熱量測定 ,  熱分析 ,  ヘッドスペース ,  X線回折 ,  二成分系 ,  準安定状態 ,  質量分析 ,  脂肪族塩素化合物 ,  オレフィン化合物 ,  アルキルベンゼン ,  脂肪族アルコール ,  *カリックスアレーン
準シソーラス用語： *カリキサレン ,  ホスト-ゲスト包接錯体 ,  ホスト-ゲスト化学 ,  包接錯体 ,  包接錯体形成

分類 (1件)： 分子化合物  (CE02000C)

物質索引 (5件)： 1,2-ジクロロエタン ,  トリクロロエチレン ,  トルエン ,  メタノール ,  5,11,17,23-テトラ-tert-ブチル-2,8,14,20-テトラチアペンタシクロ[19.3.1.1^3,7.1^9,13.1^15,19]オクタコサ-1(25),3,5,7(28),9,11,13(27),15,17,19(26),21,23-ドデカエン-25,26,27,28-テトラオール

タイトルに関連する用語 (5件)： 包有物 ,  TERT ,  アレーン ,  包接錯体 ,  選択性